9月29日(土曜日) 晴れ時々曇り、夜には雨

・ 7:30 [門別]日高ケンタッキーファーム

この日は早起きし、レストラン営業開始時刻の7時には押しかけて朝食。 チェックアウトも早々に済ませる。 なぜなら浦河を経てえりもまで遠征するためである。 昨年のように3泊すべて門別だったら難しかっただろうが、今年はこの日、三日めに浦河宿泊としたので、このような計画が可能となったのだ。 ま、お金はかかりましたけどね。

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《メモ》マーガリンとジャムを分離するためには、皿に長い直線が必要である(謎)。

・ 9:00 [浦河]イーストスタッド

ひたすら車を走らせ浦河市街を越え、イーストスタッドへ。ここは昨年、一昨年と二年連続で見学できなかったため、是非とも訪れたいところであった。 今年は、タイキシャトルがこちらに移ってきているはずである。 駐車場に車を停め、見学のしおりをいただく。 しおりに載っている馬の名前と入り口の案内板にある馬の名前では、ハウスバスターだけ違っていた。確か、米国に買い戻されたはずなので、しおりの方が情報は新しいのだろう。

さて見学開始。これが、ずいぶん広い。 そこに20頭近くの馬たちがのんびりと放牧されている。 ゆーたろやうっちーは、ひととおり馬を見て写真を撮るのにいっぱいいっぱい。 時間が足りないよ〜、という言葉は本音であろう。

まずは、入り口に近いところからアブクマポーロ。と思ったが、放牧されていなかった。 どうしたのだろう。船橋競馬場での引退式を見に行ったこともあって、久しぶりの再会を楽しみにしていたのだが、残念だ。 向かいのトワイニングや、その隣のオースミジェットは、柵から少し遠くにいてのんびりと草を食む。 タイキフォーチュンは入り口の近くにいたのでゆっくり見られたのだが、長い間じっとして動かない。ひたすらおねむ状態のようだった。

オースミジェット タイキフォーチュン

そしてマイニングを経て、ダンシングパートナ。 何者? おそらく輸入馬とは思うが、誰も知らない。 後で、おおたんが種牡馬辞典でチェック。Northern Dancer の3×2というクロスを持つ、輸入馬だそうな。 未出走だったようで、それでみんな知らなかったのだろう。

スズパレード、ダンシングサーパス、ヤシマジャパン、ホークアタック、エブロス。な〜んか、みんな遠くの方で食べてばかりなんだな。まあ、こういうマイペースなのが一番いいのだろうなと思い、淡々と歩を進める。 オジジアンは眠そうで、柵の近くでぼーっとしていた。 したがってこちらも、ひたすらぼーっと眺める。 案外飽きないものだ。すると、いきなり動き出したので少し驚く。草を食べ始めただけなんだけど。いや〜、こういうまったりした時空はいい。

スズパレード エブロス

タイキシャトルの人気は相変わらず。他の見学者(といっても我々の他に2組しかいなかったが)も集まって来る。見た感じ、いろんな意味でご立派であった。 シアトルダンサーやスズマッハも、見学者なんて相手にしないでマイペース。 ブラックタイアフェアは馬服を着ている。体調がよろしくない?

タイキシャトル ブラックタイアフェアー

ジョリーズヘイローとサンデーウェル。これらも確かに食べてばかりだが、他に比べて放牧地内を移動するペースが速かったような気がする。 いろいろ動きがあったんだろうか。張り付いていればおもしろかったのかな。 ざっと見ているだけで、あっという間に時間が過ぎていく。が、次の予定もあるので仕方なく切り上げた。 ここは、初めてだったこともあるのか、気に入った人が多く、翌日も訪れることに。

サンデーウェル

・ 10:30 [浦河]日高スタリオンステーション

少し戻って、日高スタリオンステーション。 見学終了時間まではそんなになかったが、駆け足で見て回る。 事務所前にスーパークリークが繋がれていた。ヤエノムテキと放牧を交代するのを待っているのだろうか。 ゆーたろやうっちー達が記帳に行っている間に、見せてもらう。 これが菊花賞や天皇賞を勝った馬なんだ、でもあんまり子供を聞かないな、などと失礼なことを考えながら。

海の見える放牧地、のんびりするにはいいところ。 ただ、時間的に厳しいのでさくさく歩いて回る。と、突然トロットサンダーが突進してきて驚く。何か期待させることでもあったのだろうか。 ただの見学者でごめんね。

トロットサンダー スキャン

放牧地内には草が少ないところもある。そんな馬のためには刈った青草がどさっと置いてあった。 ただ、かなり風が強かったので、結構飛ばされていた。 ネーハイシーザーや、隣の馬(プルラリズム?)が、飛ばされてしまった草を食べようと一所懸命首を伸ばしているのは、ちょっとかわいそう。

ネーハイシーザー

メーンイベントはヤエノムテキとスーパークリークの入れ替え。昨年も見たけど、すぐ目の前を歩いて行く。 部外者がこんな近くにいても、堂々としたもの。今年は、タイキシャーロックも同様に引かれて行った。

ヤエノムテキ タイキシャーロック

・ 11:15 [浦河]国道235号線の井寒台近辺

さてガソリンも補給して、我々も昼食だと浦河市街へと向かう。すると前方で手を振る警官の姿が。あちゃ〜と思ったときにはもう遅く、スピード違反を取られてしまった。 集落に入っていきなり制限速度が低くなり、おまけに下り坂、前後に車がいなかったことも災いしたか。運転手おおたんには気の毒。 運転を任せっぱなしだったしだったから、申し訳ないところ。 それにしても、後からよくよく考えれば、やけに地元の車が速度落としていたような気が。あとのまつりである。

《メモ》地元車の動向に注意しましょう。

・ 11:45 [浦河]とある定食屋

昨年は、浦河市街でなかなか食事をするところが見つからなかったのだが、実のところ、国道から少し海側へ入れば、結構いろいろなお店があった。 ともあれ、駐車場がある定食屋を見つけて入る。 すでに出前の注文が入っていたらしくて、供されるのがちょっと遅かったが、まあ小さな店なら仕方ない。 その間、長嶋監督退任の記事一色のスポーツ紙に、スプリンターズステークスの記事を探してあれこれ予想する。

・ 13:00 [様似]様似駅

さて昼食も摂ったということで、早田牧場へと向かう。途中、やまもと、またしてもつぶやく。様似って終着駅なんだよな。 ということで、様似駅でぶらぶらすることに。変に悔いを残されると困るからね、だとか。 そうは言いつつ、みんなもホームに入って終着駅特有の車止めなどを眺めたり、写真を撮ったりして、そこそこに楽しんでいるではないか。

おおたんが問う。ブライアンズタイムの運動を間近で見たのと、様似駅に来れたのと、どっちが嬉しいか。 やまもと答える。う〜ん、こっち(様似駅)かも。 そんな罰当たりなことを言うから、夜、突然の雨に降られるんだ。

・ 14:00 [えりも]早田牧場えりも分場

ちょっと入り口を間違えつつも、早田牧場えりも分場に到着。ずいぶんと風が強い。 待合室に通されて、お菓子やコーヒーなどご馳走になる。 ここでは、繁殖と、ブレーキングやトレーニングに入るまでの育成が主に行われているらしい。 シルクも早田牧場の馬ばかりではないので、当然すべての馬がいるわけではなく、トロピカルシルキーの0と、おおたんが個人的に持っているカチタガールの0だけが見られ た。

放牧地は、隣にあるえりも農場を挟んで大きく分かれている。 まず見に行ったのが、遠い方の放牧地にいたトロピカルシルキーの0。 これが、ずいぶんとおとなしい。けっこう長い間じっとさせられていたのに、嫌がる風でもなかった。 昨日見た父のブライアンズタイムは、かなり煩かったのに。 馬体がわかるわけではないのだが、なかなかいい感じ。 調教など、順調にこなして無事にデビューしてくれよ、と祈らずにはいられない。

シルク0-30 シルク0-30

次に、カチタガールの0。こっちは少し煩い。やはり牡馬だからだろうか。 おおたん夫妻、ウキウキワクワクがにじみ出ているのが感じられる。 父アフリート、サイアーランキングの3位だからね。 期待するなというのが無理というもの。 ただ、後で放牧されているのを見に行ったら、同時に放牧されている他の馬にちょっかいかけられていた。いじめられっ子? 強く育つんだよ。

シルク0-35 シルク0-35

場内を自由に見て回っていいということなので、そうさせていただく。 それにしても、カラスがやけに多い。また、放牧地がほんとーにでかい。 向こうの端にいたりすると、個々が全然わからない。 もう一度見に行ったトロピカルシルキーの0も、全然識別できなかった。 それでも、他の放牧地では馬が近くに寄ってきてくれたりしたので楽しむ。

たぶんシルク0-41 たぶんシルク0-48

その後、待合室の裏にアインブライドの弟を発見したり、待合室のグリーンチャンネルでメインレースを見たりして、ゆっくりさせてもらう。 帰りに事務所へ挨拶に寄ると、見送りまでしていただいた。いやもう恐縮の極み。

《メモ》馬の放牧地なのに、鹿がたくさんいる。

・ 16:00 [えりも]襟裳岬

せっかくここまで来たのだからということで、観光客よろしく、襟裳岬へ行く。 とりあえず端が好きなユメケイバーズ。 しげきは例外で、どちらかというと真ん中(日本の臍など?)が好きとか。 おおたんによると、襟裳岬はいつも風が強いとのこと。 果たして、行ってみるととんでもない風であった。 この夏の台風のときより強いのではないか。 展望台には「風極の地」とあったが、そういう言葉を作りたくなるのもまた宜なるかなである。

灯台の下に行って中に入れないだろうかなどとうろうろしていると、しげきを除く4人が、さらに岬の突端にまで降りて行ってしまった。 まあ、強風にまいっていたこともあって、私も駐車場そばのレストハウスに戻り、しげきと二人して喫茶室でくつろぐ。 みんな戻ってきたとき、突端のほうが意外と風は弱かったとの感想であった。 標高が低いからかな。 土産物屋を覗いたりしていると、陽も暮れてきたので、宿へと向かう。

襟裳岬

・ 18:15 [浦河]うらかわ優駿ビレッジAERU

AERUへ行く前に、例のごとくコンビニで競馬新聞と酒つまみの買い出し。 同様に買い出しをしている集団が他にもいる。やはり牧場巡りだろうか。 買い物を済ませて店を出ると雨だった。このツアーでは初めての雨。 今年は例年になく、雨に降られなかったのだが。 まあ、見学中でなかったのが幸いというところか。

AERUに着いてチェックイン。建物はなかなか変わった構造をしている。 ウェルカムセンターは、フロントが2階、レストランが1階、温泉が3階。 ふつうは、温泉とレストランの階が逆じゃないのかな。 客室は、ウェルカムセンターから翼状に張り出していて、南北の2棟。 我々は、サウスウィングの1階であった。

【スタンプ3個Get】

まずは温泉。ちょっと温泉っぽくない温泉。まあ、こういう泉質もあるのだろう。 あったまったので、オロナミンCがうまい。ただ、休憩スペースはちょいと寒かった。

そしてバイキング形式の夕食。地ビールもなかなかうまい。 バイキングとなると取り過ぎてしまうので、今回ばかりは少し量を抑えてみた。 …のだが、腹八分目で終わろうとしたところに、ナンとカレーを発見してしまった。結局満腹。つくづく弱いな。

さて、一部屋に集まって、G1の検討と宴会である。 ゆーたろ、おもむろに競馬新聞を広げチェックしていると、新潟の出馬表にシルクフリーダムの名を発見。しまった、新潟版を一紙も買っていなかった。 さすがに、第2レースまでに静内WINSへというのは無理なので、今回は応援馬券が買えない。とにかくがんばって欲しい。

筋肉番付やブロードキャスターを見つつ、しげきの指数と競馬新聞でG1の検討。

やまもとが言い放つ。狙いは人気を落とした実績馬だ。
ゆーたろ即答。それならまさしく調教の評判が悪い休み明けのトロットスターだろう?
しげきは言う。調教ビデオを見られないのがつらいが、調教が悪いというのを割り引いたとしてもトロットスターの指数が上位だ。
おおたん、エイトを手に入れられなかったのが不満の様子。翌日の静内WINSまで馬券決めを控える。
うっちー、元PO馬であるメジロダーリングの取捨に悩む。
はてさて結果は…

《メモ》酒つまみはなるべく余らないように買いましょう。


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