・ 9:00 [浦河]うらかわ優駿ビレッジAERU
窓が東向き、かつカーテンが開いていたので早く起きる。温泉に行ったり散歩に行ったり、この日は、予定を詰めていないので、それぞれにゆっくりと朝を過ごす。 朝食、チェックアウトをすませ、まずはAERUにいる馬達を見に行く。
厩舎前のパドックに1頭いた。また、少し高い位置にある放牧地のうち、端にある一つに1頭放牧されており、その隣にも3頭放牧されていた。 その3頭放牧されている方、芦毛の馬車馬と一緒にいる2頭がニッポーテイオーとダイユウサクのはず。…なのだが、これが困った。どっちがどっちかわからない。 ちゃんと、特徴とか把握してから行けばよかった。 大流星があるほうがダイユウサクで、一つ星があるのがニッポーテイオー。 せっかく、AERUのホームページにも写真が載っているというのに。
《メモ》事前調査は重要だ。
・ 9:30 [浦河]イーストスタッド
前日も行ったイーストスタッドを再訪。 二度目ということもあり、思い思いに馬を見て歩く。 ほとんど前日と変わらず、まったりと過ぎる時間。 ただ一点異なるのは、タイキシャトルとシアトルダンサーの間の小さい放牧地に馬がいた。何という名前だろう。 私はほとんど、首を伸ばして柵の外にある草まで食べるのに集中していたオースミジェットと、かなり人なつこく近くに寄ってきたトワイニングのところで過ごした。 う〜ん、なかなか離れがたい。とはいえ、そうも言っておれず、出発するのであった。
オジジアン トワイニング ・ 10:45 [浦河]渡辺牧場
例年のように、ナイスネイチャ。 挨拶に伺うと、一昨年の「ジ…エ…ニ…ユイン,………とかいう馬」のおじさんに遭遇。喜ぶおおたん。 ナイスネイチャは相変わらず元気そう。 みんなで見ていると、何だこいつら、という感じで時折一瞥をくれるが、ひたすら食べることに集中している様子。のんびりした感じがよい。 ただ、隣にいたはずのセントミサイルがいない。どこへ行ったのだろう。気になる。 隣の放牧地には、当歳などがいた。かわいいものである。 遠くにいたのだが、やはり好奇心が旺盛なのだろうか、近くにやってくる。 すると、やはりお母さんがのそのそ着いてきて警戒する。どこでも同じ光景なんだろうな。
ナイスネイチャ ・ 11:40 [静内]静内WINS
さて、スプリンターステークス当日ということで、馬券を買いにWINSへ向かう。 シルクフリーダムの結果が知りたくて、途中、まつまつに電話するが、外出中で不明とのこと。それならと、i-modeで調べる。 少なくとも掲示板に載っていないことがわかった(結局は11着)。残念。
WINSは、昼ということもあるのだろうが、都内の各WINSほどの混雑もなく、座席に座って検討できる。 馬券を買ったらすぐ出発するため、G1だけでなくいろいろと予想をしていると、隣に座った見知らぬおばあさんが「もう最終レースの予想?」と驚いていた。 「すぐ出ちゃいますので」と答えたが、どうもご夫婦でいらっしゃってるようで、一日ゆっくり競馬を楽しむのだろう、二人であれこれと馬の話などなさっていた。 おおたんはエイトを購入し、トロットスターの調教評価が悪いことを再確認した様子。みんなが馬券を買ったことを確認すると、ツインターボとかマティリアルなど、過去の重賞のビデオをいくつか見て出発する。
・ 13:30 [平取]藤そば
昼食をどこで摂るか迷う。当初選んだラーメン店が閉店していたので、国道の途中にあるどこかの店に入ろうということになった。 ところが、しげきがi-modeで地元情報をチェック、道内でも評判の手打ちそば屋というのを発見した。というわけで平取まで足を伸ばすことになる。 役場近くに目当てのそば屋を発見し、駐車スペースを探す。 すると商工会館の前の駐車場が、用がない車でも自由に停めてよいというような掲示板を立てている。よく見ると、役場の駐車場も同様である。 なんと寛容なところだと皆感動。まあ、車の数が少ないからかもしれないんだけど。 そばは、いかにも手打ちという感じで、なかなかコシがあってうまかった。移動中にi-modeで調べるなんて、便利な世の中になったもんだ。
《メモ》飛んでいるハエを箸で捕まえた宮本武蔵はやっぱり凄い(謎)。
・ 14:30 [平取]稲原牧場
平取まで来たからには、サイレンススズカの墓参りである。 新しい道ができていたので少し迷ったが、ゆーたろやおおたんの記憶を頼りに無事到着。 未だにファンの訪問が絶えないのだろうか、いろいろなお供え物があった。 ただ、一昨年はあったという小屋がなくなったらしく、記帳などができない。 確かに、何年もそういう設備を維持するのはたいへんだし、仕方ないことなのだろう。 当然のことだが、時間は確実に過ぎているのである。
サイレンススズカの墓 ・ 15:20 [早来]社台スタリオンステーション
このまま千歳へ戻ってもよかったのだが、少し時間があくので、まだ放牧されているかどうか不安ながら、社台SSへ向かう。 馬はいなくても、おみやげぐらい買えるだろうということで。 行ってみると、昨年と随分様相が変わっていた。 単に小さい土産物屋がある程度だったのが、土産物屋やカフェを含む、大きな建物がつくられていた。すごい。
馬の放牧の方は、やはり終わっていた。 それも、いつもよりも早く13時半には終わっていたらしい。 それに土産物屋の方も閉まっていた。カフェの方へ行ってみると、なんとグリーンチャンネルが放映されていた。 ちょうどメインレースの発走ということで、飲み物などを求め、観戦と決め込んだ。 数組のカップルがオープンテラスでくつろぐ一方で、グリーンチャンネルを食い入るように見ている怪しいグループ。奇妙な対比ができあがる。
スプリンターズステークスは、ご存知の通りトロットスターが快勝した。 指数をもとに、調教評価に目をつぶった、ゆーたろとしげきが的中。 おおたんはエイトの調教評価を重視して外れ、やまもとは相変わらずヒモからヒモへ流すと称される馬券を持っていたので問題外。 うっちーは、メジロダーリングを軸にしていたものの、抜け目となった。十人十色といったところか。
・ 16:30 [千歳〜羽田]新千歳空港〜東京国際空港
レンタカーを返却し、慌しくお土産などを買う。 佐藤水産の鮭缶と雪印パーラーのソフトクリームは定番である(私だけか?)。 羽田に着くと、雨だった。空港内のレストランで食事し、清算も済ませる。
今回のツアー、イーストスタッドやえりもの早田牧場のように新しいところも訪問でき、牧場巡りを堪能することができた。 AERU宿泊という新しいパターンもあったし、相変わらず食べたり飲んだりも楽しめた。 ただ、4回目を迎え、このツアーでの行動範囲の中では、メジャーな種馬場や牧場は行き尽くした感も否めなくなってきた。 確かに、毎年新しい馬達は来ているのだが。 次もあるとすれば、少し異なったパターンが必要かもしれないなと思いつつ、それぞれ帰途につくのであった。