・ 8:15 [門別]日高ケンタッキーファーム
起床、バイキング形式の朝食の後、ケンタッキーファームの厩舎を見る。 いろいろな種類の馬がいた。 ポニーもいたのだが、こいつはポニーという品種に対して持っている我々の感覚に比して、ずいぶんと大きいのである。きっと、マキバオーよりもでかいぞ。 しかし、何といってもここでのお目当てはスダホーク。 白い馬体を柵越しながら間近に見る。ゆーたろ、いたく感激の様子。
《メモ》でかいポニーだっているのだ。
スダホーク ・ 9:00 [静内]レックススタッド
ケンタッキーファームを出発し、途中の道路から見学中止のBSSをあれがアフリートじゃないかなどと未練がましく遠望しつつ、二十間道路の案内所を経てレックススタッドへ。 ここには、新顔もたくさんいた。 入り口近くのパドックにローゼンカバリー。引退して日が浅いだけに、人を集めていた。人が煩わしいのか、草を食むことができないからなのか、ちょっと煩い感じ。
ヤマニンゼファーはそうでもなかったが、ダイナガリバー、ヒシアリダー、社台から移ってきたエアジハードの3頭は、なかなか近くに寄って来ず、遠くから見るしかなかった。 ゴールデンフェザントも、少し遠くでしきりに草を食んでいる。 この馬はそのうち中国に贈られることが決まっているため今年で見納めかもしれない。 唯一の芦毛なのでわかりやすかったんだけどな。
ヤマニンゼファー エアジハード メイセイオペラもかなりの人気。隣のハイライズとともに、結構近くに来てくれるのでみんな喜ぶ。 何だかわからないが、放牧地内を走り回るエイシンサンディ。 ずっと向こうに見える別の牧場の馬達を見て感じるところでもあったのだろうか。 それにつられて、隣のマチカネフクキタルも走る。 そのまた隣のマチカネアレグロもつられて走るのだろうかと興味津々で見ていたが、あにはからんや、こいつはかなりのマイペース。やはり性格なんだろうか。
メイセイオペラ マチカネフクキタル そろそろ終わりという頃、ビコーペガサスとエイシンワシントンの入れ替えを目の当たりにした。近くで見られた人はラッキーだろう。入り口の逆側にいたのが残念だった。 それにしても、ジェニュインはどこ行ったのか。シャトル?
エイシンワシントン ・ 10:00 [静内]静内スタリオンステーション
続いて、同じ二十間道路沿いの静内SSへ。 まずはウイニングチケット。のんびり草を食んでいたのだが、突如として見学者達の方へやって来た。 何事かと思っていると、馬栓棒の取り付け部分でしきりに顔の辺りを掻く。痒かっただけなのね。 突発的な行動は昨年と同様である。お向かいさんのサクラユタカオーが種牡馬を引退したためいなくなっていたのは、ちょっと淋しい。
ウイニングチケット サクラローレルは、見学者の近くにいてくれるため相変わらずの人気者。 サクラチヨノオー、サクラチトセオー、アサティスなども変わりなく。 道路の向こうのミシル、エルウェーウィン、サクラケイザンオー、オースミタイクーンなどなど、いやもう、すっかり堪能である。
サクラチトセオー ミスズシャルダン ・ 11:00 [静内]塚尾牧場分場
前日に連絡したところ、勝手に見てってと言われた牧場。 ここには、アインブライドがいるのだ。 放牧地に行ってみると始めは遠くにいたのだが、まさにそのアインブライド(実は、同馬であるという確証はそのときなかったのだが、後で確認できた)が近くに寄ってきた。 おおたんは、当時の阪神3歳牝馬ステークスをドンピシャ、中てたのである。ご対面にたいへん喜ぶ。
アインブライド ・ 11:30 [静内]静内駅付近
さて昼食だということで、国道の交差点まで戻ってきた。 右に曲がれば予定の寿司屋、真っ直ぐ行けば静内駅。 やまもと、そこでぼそっとつぶやく。静内駅ってどんな感じだろうな。 運転手おおたん、すかさず反応し、駅に向かって車を走らせる。 いやあの、ちょっと言ってみただけなんだけどね。
すると途中に、シルクホースクラブの静内事務所を発見。 早速、うっちーとおおたんが会員証を携えて、翌日訪れる予定の早田牧場えりも分場の道順などを訊くという名目を立て、乗り込んで行く。 実は真の目的は別にあったのだが。 とにもかくにも、えりも分場の情報をもらい、新たな馬のセールスにあうこともなく無事生還。出していただいたお茶がたいそううまかったそうな。
静内駅に着いたとき、しげきが駅の観光案内所でスタンプを貰えることを思い出す。 まさしくタナボタ。 言い出しっぺのやまもとはといえば、駅で無料配布の日高本線の時刻表をゲットしてひとり喜ぶ。まあ、単に鉄道好きなだけなんだな。
【スタンプ1個Get】
《メモ》たまには寄り道もいいものだ。
・ 12:00 [静内]網元
昼食。毎年恒例の寿司屋。もはや行きつけと言っていいであろう(?)。 やはり、かに汁は美味しいのだ。 座敷に通されたのであるが、その結果として食後に使えなくなるゆーたろ。確かに、いい陽気だったからね。
この後、競走馬のふるさと日高案内所の前にあるおみやげ屋さんをひやかしたのだが、食事できるところを訊ねる観光客とおぼしきおじさんに、店員さんはここを紹介していた。 そんなにメジャーな店だったのか。
・ 13:30 [静内]高橋(修)牧場
先に行った塚尾牧場やへいはた牧場への途中にある。 ここにはリトルオードリーがいるのだ。 放牧地は少し離れたところにあり、他の繁殖牝馬と合わせて3頭放牧されていた。 始め遠くにいたのだが、やはり近くにやって来てくれる。とても人なつっこい。 喜んで写真を撮る一同。
リトルオードリー この3頭はどうやら上下関係がはっきりしているらしく、リトルオードリーは年かさの黒鹿毛の馬に次いでナンバー2のように見える。 下位に位置する栗毛の馬はたいへんだね。
・ 14:15 [新冠]CBスタッド
シルク会員特典による厩舎見学の時間には少し時間があった。 そこで、ナリタブライアンの記念碑にあるはずのユメケイバーズのプレートを探すため、ナリタブライアン記念館に入る。 ゆーたろの筆跡は、意外と簡単に見つかった。 だって、でかでかと「ユメケイバーズ」って書いてあるだけなんだもん。 後でわかったのだが、ナリタブライアンの記念碑の場所に行くのに、必ずしも記念館に入場しなくてもよいようだ。
ナリタブライアン記念碑・プレート 時間になったので、CBスタッドの中を上って行く。 厩舎にいた方に断って見学させていただく。 いきなり厩舎脇のパドックで運動させられているブライアンズタイムを発見。 いやもう、ただ感激である。運動中も、洗い場に入っても、やたら反抗的で煩い。 そんなに気性が悪いのかな。
ブライアンズタイム 続いて、厩舎内へ。洗い場にいたマーベラスクラウンやマーベラスサンデー、 他にもシルクジャスティス、サニーブライアン、ビワタケヒデ、エムアイブラン、 サンシャインフォーエバー、アジュディケーティングなど、 厩舎の中から外から見てまわる。こんな間近に見られるとはすばらしい。 そこに1頭、ネームプレートが掲げられていない馬がいる。 何て馬だろうと思ったが、飼い桶にスギノハヤカゼと記されていた。 しかし、馬房の中で全然動きがない。お休み中?
ビワタケヒデ シルクジャスティス そうこうするうちに一般の見学時間になる。 我々もそれに混じって厩舎の外から見ていたが、やはり馬房の中の方が暗いため、顔を出してくれない馬は見づらい。そこで早々に切り上げることにした。
《メモ》やはりシルクの会員特典はうれしい。
・ 15:45 [静内]タイヘイ牧場
昨年も訪れた牧場。今回はタイミングが悪かったのか、牧場の人を発見できなかった。 さすがに勝手に入って行くようなことはできないため見学を断念。 国道からここへの道すがら、サクラユタカオーが繋養されているというライディングヒルズ静内があった。来シーズンからは賑やかになるのだろうか。
・ 16:30 [新冠]レ・コードの湯
本日の温泉、いつものレ・コードの湯。この日は、男風呂が和風、女風呂が洋風。 露天風呂から見える夕焼けがきれいであった。 休憩室で、まさに日の入りの時間になったのだが、水平線近くに雲が出たため沈んで行く夕日は眺められず。おしい。
【スタンプ1個Get】
・ 18:30 [門別]焼肉りん
ここもおなじみ、焼肉りん。相変わらず、ロースが柔らかくうまい。 しこたま食べ、ビールを飲む。 そろそろおなかがくちくなってきたころ、追加注文しようとしてみんなに問いかけるおおたん。 特上ロースをちびちび食べるか、普通のロースをばくばく食べるか、どっちにしましょうか。 間、髪を入れず、力強く言い放つゆーたろ。 特上ロースをばくばく食べればいいんだよ。いやもうさすがである。 感動のえりさん。 この後しばらく、「主宰の力強いお言葉」というフレーズが流行ったのは言うまでもない。
《メモ》りんの冷麺、中辛では全然辛くない。大辛以上にしましょう。
・ 21:00 [門別]日高ケンタッキーファーム
コンビニでいくらかの酒つまみと競馬新聞を仕入れ、いつもの宴会に突入。 テレビを点ければ、これはびっくり、長嶋監督退任のニュース。 それでも、スポーツニュースもそこそこに、秋のG1第一弾、スプリンターズステークスの検討に突入する一同。 それぐらいのことでは全くペースを崩さないユメケイバーズなのであった。
《メモ》コテージの暖炉に火を起こすのはホネだ。