9月22日(金曜日) 晴れ

・ 9:00 [静内] レックススタッド


ジェニュイン

ベストタイアップ

早起きして静内へ車を飛ばし、二十間道路案内所へ。午前に行く予定の 3牧場の申し込みをする。そこでは「レックスに行くんだったら、 今年ジェニュインという馬が来ているんだけど、暴れることがあるから 2メートル以内に近づかないでください」と注意を受ける。そんな荒馬だったっけ。 そして、レックスのどの放牧地に何がいるか、馬名を書いた紙を渡された。 何ともありがたい配慮である。

何はともあれ端から順に見学する。まずはタイキブリザード。牧場のお兄さんが 「こいつはめったに人のそばに来ないんですよ。じゃあ、ちょっとこっちに 連れて来てあげましょう」と、タイキブリザードを呼んでくれた。 そういえばこの方、一昨年にはサンデーブランチを特別に見せてくれた、 気前のいいお兄さんではないか。それから私はジェニュインのところへ行ったが、 別に暴れるような素振りは見せなかった。そのほか一通り見学して終了。

・ 10:00 [静内] 日本軽種馬協会

続いて協会へ行く。入り口の両脇の放牧地にピルサドスキーと フォーティナイナーがいた。今回は2頭とも柵のそばまで来てくれたので、 馬をはっきり見ることができた。といっても構造上、 本当に間近というわけにはいかないのだが、まあ仕方ない。

・ 10:30 [静内] 静内SS


サクラローレル

サクラケイザンオー

流れるような無駄のない動きで静内スタリオンステーションへ。 協会と静内SSは見学時間が完全に重なっていたため、 1時間のうちに両者を訪問しなければならなかった。 まずはウイニングチケットのところへ行くが、ずっと遠くにいて動かないので、 隣のサクラチヨノオーとまったり過ごす。 …でも何か雰囲気が違うな。実はとんだ勘違いで、 名札を見たらオースミタイクーンだった。いやあ恥ずかしい。 それから本物のサクラチヨノオーを経由してサクラローレルのところへ。

ローレルは近年の活躍馬だけになかなかの人気。しかも見学者のすぐそばで ポーズをとって写真を撮らせ放題という、サービス精神あふれるナイスガイだ。 馬体も若々しい。満足して再びウイニングチケットの方へ行くと、 やまもとが「さっきチケットが近くに来て面白い動きをしていたよ」…しまったぁ。 今はまた遠くに行ってしまった。もう時間もないし、あきらめて切り上げよう。

見学を終えて外に出ると、道路を挟んだ反対側に3頭の姿を発見。 牧柵に名札があるから、見学してもいいよということだろう。 ミシルとエルウェーウインとサクラケイザンオーだった。

・ 11:30 [新冠] 優駿SS

昼食前に優駿スタリオンステーションに行く。 一番手前にいる馬はアテ馬なのだが、 そうと知らないでマヤノトップガンと思い込む人がいるらしく、 アテ馬をさかんにカメラに収めている姿がちらほら。

それから静内市街へ戻り、毎年寄っている寿司屋で昼食。 好天は結構なのだが、予想以上にきつい日射で弱ってしまった我々は、 まったりたっぷり休憩をとった。

・ 14:00 [新冠] 早田牧場


シルクライトニング

シルク98-32

シルク98-32

シルク98-32

本日のメインともいえる早田牧場。シルク会員だからこそ見学できる この牧場には、我々の持ち馬シルク98-32がいる。 デビューに向けて調整は順調に進んでいるだろうか。

我々が見学をスタートさせようとしたとき、 ちょうど別の会員さんが見学を終えるところだった。その会員さんの見ていた馬は、 なんとシルクライトニング。こりゃラッキーということで、 便乗して写真を撮らせてもらう。 休養中とはいえさすがオープン馬。何となくだが風格が感じられる。 ちなみにこの会員さん、最初の持ち馬がライトニングで、 2頭目がシルクガーディアンだとか。うーん羨ましい。

その後、案内役の方に連れられて、洗い場で98-32とご対面。 ド派手な顔が父ダイナガリバーを思わせる。 それにこんなに金髪君だとは思わなかった。 こりゃ競馬場で目立つだろうな。この馬を選んだ張本人の しげき は、 いくらか興奮しつつも、 「デビューは中山ダート1800ですかねぇ」などと冷静な発言を繰り返していた。

しばらくすると洗い場にいた各馬が一斉に調教に出ていった。 我々も後を追う。この日のメニューは1200メートルのキャンターを2本である。 調教コースの内側にまで入れてもらって大喜びのユメケイバーズは、 集団の先頭に立ってコースを駆け抜ける愛馬の元気な姿をじっくりと見学した。

案内役のお兄さんは途中で、調教師の先生に応対するからと言ってその場を離れた。 調教が終わるころ戻ってきたが、どうもシルクコンバットの件だったらしい。 お忙しいところお邪魔してすいません。 調教の後は洗い場で世話を受ける光景に立ち会い、それから馬房へ帰す時には、 98-32の綱を引いてポーズを作らせ「どうぞ撮影してください」など、 身に余る待遇を受けたのだった。…もう、シルクさん最高ですわ。 しかも帰り際にはナリタブライアン記念館の入場券までいただいてしまった。 どうもありがとうございます。

・ 15:30 [静内] タイヘイ牧場


コーセイと当歳

早田牧場を後にし、急いでCBスタッドへ向かったが、 残念ながら集合時間に間に合わず、見学することができなかった。 そこでタイヘイ牧場を訪ねることにした。と書くと その場の思いつきで選んだみたいだが、そうではなくて、 ゆーたろ はコーセイに、私はエルカーサリバーに会いたいという思いを もともと持っていた。タイヘイ牧場は海の見える丘の牧場で、 コーセイは目の前で当歳と一緒に佇んでいた。 エルカーサリバーは遠くの放牧地でのんびり草を食んでいた。元気そうでよかった。

帰り際、記帳するため事務所に立ち寄ると、 ここにはユウミロクもいることがわかった。 競馬歴数年の やまねっち や まつまつ や やまもと にとっては、 ユウセンショウ・ゴーカイの母ということで、 こちらを見る方がうれしかったかもしれないが、気づくのが遅かった。

・ 16:30 [新冠] レ・コード湯

今日はここまで。三石ファームに電話して翌日の見学許可をもらい、 新冠のレ・コード湯に寄って汗を流す。牧場見学と温泉は相性が良いと思う。 夕方4時以降まで見学可能な牧場はほとんどない。 4時を過ぎるととたんに暇になるのだ。そんな時、温泉に行けばまず空いているし、 リラクゼーションばっちりだし、 レ・コード湯では露天風呂につかりながら 海に沈む夕日を眺めることだってできてしまう。

夕食は富川の焼き肉「りん」。一昨年も行った馴染みの(?)店だ。 ロースが柔らかくてうまい。力いっぱい食べた後は酒とつまみを買い出して、 ケンタッキーファームに戻って (またキャンプファイヤーをやってる集団がいた)、 部屋でオリンピックを見ながら飲む。宴は何人かが眠りかかったところでお開き。 0時半だった。


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