8月29日(土曜日) 雨後くもり

朝、音がしないし、昨日より結構明るいから期待してカーテンを開けたが、 やっぱり雨。ああ、今日もダメか…

…しかし、朝食が済んだ時点で結構小降りに。ちょっとは期待ができるか。 そして前日同様新冠の「優駿スタリオンステーション」へ。

 オグリキャップ 
 マヤノトップガン 
ほとんど人がいない。やっぱり見学中止か…。ん? 放牧の場所に馬いるじゃん。あ、あの芦毛は…

…オグリだ! そしてその隣の流星は…トップガンだ! 前日に比べたら雨量もそれほどではないし、 さすがに二日連続で放牧しないというのは馬にもよくないと考えたか。

初日の(多分)ビワハヤヒデを除くと、放牧された種牡馬は初めて。なるほど、 顔を下にして食ってばかりやね。:-) それで上を向かそうとして悪さをする 見学者がいるわけだ。

ところで、ここの見学可能な柵は三頭で、もう一頭は ライブリマウントだったらしいけど、地図ではライブリマウントのところは 上から紙を張っており、それが雨で透けているだけ。 しかもなんか毛色がパネルと違う。あの馬はいったい何だったんだ?

まずは順調にスタート。次はCBスタッドへ。シルク会員の特典は使えないけど、 見学はできるらしい。観光バスも二台やってくる。すごい見学者数。50〜60人、 いや、もっといたか?

 ナリタタイシン 
 マーベラスサンデー 
 サニーブライアン 
「はやく集まって!」赤い帽子のなんとも不愛想な案内役のおじさん。 「おい、集まんないと締め切るぞ! 説明聞かないと入れないぞ!」 見学者に走る緊張感。とても楽しい。:-)

「フラッシュはたかないように。気をつけろ。それから、 単独行動はしないように。帰りは立ち止まらないでさっさと帰るように。」 とても素敵な説明。:-)そして見学開始。

いきなり立ち止まり、「ほら」と柵の方に顔を向ける。どうやら「見ろ」 ということらしい。立て札を見てナリタタイシンであることがわかる。:-) そしてマイシンザン、そしてマーベラスサンデー。さすがにこの最近のビッグネーム は見学者も必死にシャッターを押す。僕はちょっと遠いけど 網越しではなく柵から覗いていると、マーベラスが段々とよってくる。 気がついたら写真を取るにはベストポジションに。

さすがにこの場所を独占するのも悪いかと下がると同時に、おじさんが 「ほら、いつまでもいないで他の人にも見せてやれ」と柵の周囲の人々に。 口調はそっけないけど、とてもやさしいおじさん。

そしておもむろに、奥を指して「ほれ、サニーブライアン見てこい」と一言。 奥のつきあたりがサニブーらしい。途中、ステートリードン的期待の新種牡馬 ブラッシングジョンも。サニブーは柵から遠くの方で食ってばかり。

ということで見学終了。「三強」のうちこれで二頭を確認ということやね。

そして新冠をあとにし、静内へ。昨日も二度来た「二十間道路案内所」へ。お! こちらもすべて見学可能ですね。ただし、ピルサドスキーやダンシングブレーヴ などのいる日本軽種馬協会は8月から土日祝の見学は不可になったとかで残念。 (でもそれがわかっていたからこの日は朝CBスタッドに寄ったのだから仕方ない。)

 ゴールデンフェザント 
 サンデーブランチ 
 ミスターシービー 
 エイシンワシントン 
ということで、午前見学可能なレックススタッド。CBのおじさんよりはやわらかい感じの お兄さんが入口に。入口にはどの柵にどの馬がいるかは書いてあるんだけど、 中には書いてない。しまった。メモしなくてはならなかったのか。 でも筆記用具がない…。なんとか覚えようと入口へ。

くいいるように掲示版を見る我々を「にやっ」と見るお兄さん。たまたま そこにいたツアーバスの添乗員さんや我々に話かける。 「昨日は出さなかったんだけど、ツアーの人にはみせなきゃならないからねえ…」 「ここには芦毛は一頭しかいないのにゴールデンフェザントが思い出せないなんて、 そりゃ情けないよ(笑)」

「サンデーブランチいないんですよね」と添乗員さん。「いましたよ」と しげちゃんとお兄さんがほぼ同時。「奥の方にいるんですよ。サンデーブランチ 見たいですよね! んじゃあ、奥まで入れてあげましょう!」とお兄さん。 なんてラッキー。なにか機嫌が良くなることでもあったのか?:-)

お兄さんについていく我々&添乗員さん。たまたま見学コースのしきりの ロープあたりにいた見学者数名にも「サンデーブランチ見たい人います?」 と声をかける。どうやらフレイズが人にかみつくので、 そこを立ち入り禁止にしていたためサンデーブランチのところに行けなかったということらしい。

他には、ミスターシービー、エイシンワシントン、ニッポーテイオー、 ヤマニンゼファーなど。そして道路をはさんではラシアンゴールドと ベストタイアップ。 ベストタイアップはさすがに引退して間もないということでよく動く。 自分が引退したことがまだわかってないんじゃないかな。 なかなか牧場でも他の馬を恐がって馴染めないらしいし。

フリー見学が可能な放牧見学は初めてだったのでなかなかおなかいっぱい。 ちょっとしたラッキーもあり、これまた大満足でレックスをあとに。

そして昼食。いろいろ探すのも面倒だから昨日の寿司屋に。 「連日の御利用ありがとうございます」。 店員のお姉さんは僕らのこと覚えていてくれた。 昨日飲むことができなかった「かに汁」もついに。うまい〜。

そしてなぜか:-)静内WINSへ。平屋(Not 平場)の一階だて、中に入ると… なんと、劇場みたい。大型スクリーンがひとつどでーんとあり、 イスがずら〜と並ぶ。 しかも午後だというのにイスも余裕で空いている。新聞などで場所をとるという習慣すらない様子。 日本一快適なWINSといえるのでは?

 ウイニングチケット 
 サクラローレル 
三場のメインを中心に数名が馬券を買ったら出発。 次は日高地区最後の訪問場所、静内SS。念願のサクラローレルのいるところ。

ここはどうやらアロー同様、馬房から顔を出すタイプらしい。ははは。 ほとんどの馬が出てこないや。出ているのはホクトオーを始め数頭のみか。 しかしこれまたアロー同様、世話役のおじさんがニンジンを使って「おい、出てこい」 などといって顔を出させる。一周すると、おお、 ウィニングチケットが顔を出している。そして、チトセオーだ、 さらに、ローレルだ…。さすがにまだまだ若い。 温和な顔がほとんどだった他の種牡馬と違い、きりっとした顔。引退早かったよな…。

ついに「三強」を制覇し、札幌へ。途中高速関係の渋滞にあったけど なんとか3時間くらいで札幌へ。ホテルは豊平川を渡ってすぐ。なんかあやしい造り。 入口が狭い。そういえばうっちーがもらっていたパンフを見ると妙に風呂が 豪華だったような。ひょ、ひょ、ひょっとして…。

チェックイン。フロントのおっさんのいうことにゃ、ここはゴルフ客中心の ホテルだとか。う〜む、それよりも、この造りは…。

部屋に入る。ビジネスホテルにあるまじき広さ。しかも床はフローリング。 たしかに風呂も豪勢。泡が出るし、余裕で二人が入ることができる…

…こりゃどう考えても元々ラブホテルだわな。:-)

食事はもちろん市街へ。もう20度を割りそうな感じで、結構涼しい。 鍋でも食べたくなってくる。海産物を中心とした料理屋さんへ。 ここまでも「基本的な旅行代金が安いから」と食べることに関してはぜいたくをしていたが、 ここでその集大成とでもいうか、寄せ鍋、刺盛などなどぜいたくぜいたく。 最後はおじやで締め。

さらに「つぼ八」へ。「つぼ八」全店制覇への第一歩か?

さらにラーメン横町へ。「まずい」「地元の人は食べない」などいろいろ いわれているけど、別にそんな細かい味の違いなんてわかんないし、 話のタネには一回いくのもいいかもということで、その中でも全然客のいない店へ。 我々が入っているのを見て入ってくるお客さんもいたりして。ははは。 人気なんていい加減なもの。

ラーメン食べたらさすがにまんぷく、ということでホテルへ。 眠気を我慢して「中央競馬ダイジェスト」見たのはいいんだけど、 ほとんどの人が買った新潟の特別競争は映像なし。ははは。 これじゃテレサーと変わんない。

<この日の収穫>
前の日へ次の日へ