9月24日(日曜日) 雨

・ 10:00 [新冠] CBスタッド


フジノマッケンオー

マーベラスサンデー

シルクジャスティス

ナリタブライアンの墓

夜中にかなり激しい雨音が聞こえたので心配したが、朝にはもう だいぶ収まっていた。でも雨。ケンタッキーファームを後にし、 カーラジオで高橋尚子の力走を応援しつつ、今日も南へ向かう。 2日目に行きそこねたCBスタッドへ再度チャレンジするのだ。 目的地へ着くと雨は小降りで、 おみやげショップのお姉さんによれば今日の見学は可能とのこと。

ここは引率方式である。集合時間に門の前で待っていると、 引率役のお兄さんが出てきて「女子マラソン見ました? やったね」と、うれしそう。 お兄さんの後について見学を開始する。まずはフジノマッケンオー。 こいつの母はドミナスローズだ。また本桐牧場を思い出し、 シルク99-38と決めつけているあの2歳馬がぜひとも欲しくなってしまった。 (後日調べたところ、すでに満口だった…残念。)

続いてマーベラスサンデー・ナリタタイシン・エムアイブラン・ サニーブライアンを見学。そのあとのシルクジャスティスが今回の新顔だ。 有馬記念ではやられたなあ。 会員にあるまじきジャスティス切り馬券で痛い目をみたのを思い出す。

さて、この先はナリタブライアンのお墓。そこまでの道のりには、 ブライアンズタイム・ビワタケヒデ・サンシャインフォーエヴァー・ アジュディケーティングなどがいたが、撮影は禁止。 そしてお墓参りを済ませたら見学終了。出口へ向かう途中、 放牧されていた馬たちが厩舎に戻っていくのが見えた。 そういえば雨が再び強くなってきている。

・ 10:30 [新冠] ナリタブライアン記念館

CBスタッドに併設されているナリタブライアン記念館に入ってみた。 早田牧場でいただいた入場券が役に立った。入場者には白玉石が手渡され、 それにナリタブライアンへのメッセージを書いて銅像前に置いておくと、 後日ここに移設されるお墓の側に敷き詰めてくれるらしい。 我々もそれぞれの思いを石に書き込んだ。

仮オープンとはいえ展示はもう十分に整っていた。 三冠馬の輝かしい軌跡を示すパネルやビデオ映像、ゆかりの品がそろっていた。 今回ツアーに参加できなかったナリタブライアン大好きっ子の おおたん に 見せてやりたいくらい。

そしてお墓を飾るもう一つの企画。 有料で先着ナントカ名様だけだが直筆メッセージを彫り込んだ銅板を、 これまたお墓の前に敷き詰めてくれる。 3000円コースならばメッセージは何でもOK。 我々はためらいなく3000円を投じ、 主宰の手になる力強い「ユメケイバーズ」の文字を残していった。 このプレート、もうじきお墓の周りを飾ってくれるはずだ。

・ 11:30 [静内] ウインズ静内

ウインズに乗り付けて馬券を買うユメケイバーズ。 私だけは検討するのが面倒くさくなって買わなかったが。 なんだかんだと毎年立ち寄るここは、 広くて窓口もすいていて席取りもあまりない、好感の持てるウインズだ。 周りは生産者風の馬のプロっぽい人々がたくさん。 やはり的中率も高いのだろうか。 馬券購入後はレコード館(レ・コード湯ではなくて街道沿いの道の駅)で昼食。

・ 14:00 [門別] 白井牧場第一分場

雨が続く中、門別まで戻り、白井牧場の第一分場にトライしてみる。 そこは広ーい広ーい牧場であった。 ここでグルメフロンティアやミスタートウジンに会えるはず。 ところが、事務所まで行ってみると鍵がかかっていて誰もいない。 あきらめて立ち去った。

・ 17:00 [千歳] 新千歳空港

雨も強くなってきたし、もうまっすぐ帰ろうということになり、 レンタカー屋を目指す。途中、あやうくガス欠の危機もあったが何とか乗り越え、 まつまつ の短波ラジオでオールカマーや神戸新聞杯の中継など聞きつつ、 無事帰還。 レンタカーを返却するとき、出発前に保険に入ったつもりが、 実はそうではなかったらしいことが判明。危ない危ない。

空港まで送ってもらってまず地ビールを一杯。買い物タイムの後、 今度は夕食兼宴会で店員に追い出されるまで粘り、そして最終便で羽田へ飛んだ。 ゆーたろ を除く面々は終電に間に合わず、 夢競馬公認宿泊所と呼ばれるメンバーの一人の家に後伯したのだった。

* * *

今回のツアー。毎年おなじみの顔あり、新顔あり、去るものあり、 新たな発見と感動あり、そして馬と人と海と空と緑。温泉と酒と焼き肉と海の幸。 とても楽しい4日間だった。 メンバーの都合を合わせるのが年々難しくなるんだろうけど、 きっとまたみんなで来よう、とそう思った。
(終)


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