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武蔵野S (G3)

(ダート2100, 4歳上混合) 05/22(土)東京メイン
競馬ブック見出し:「全馬を目標に砂の追跡者」2ハロンで決めるタヤスケーポイント
日刊競馬見出し:武蔵野一人舞台 その輝きに参ッターン
昨年の連対馬:エムアイブラン, ナモンレグナス
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
3.9タヤスケーポイント加藤57重賞2連勝含む4連勝中の昇り馬
4.3エムアイブラン武豊57昨年覇者, ダート重賞3勝2着多数
4.5マイターン河内56重賞未勝利だが堅実に好走
6.1ジャストアンバー菊沢徳56昇級初戦, 前走で東京ダ2100勝ち
8.5マチカネワラウカド高橋亮58昨年の東海ウインターS(G2)馬
11.1ファストフレンド岡部55マリーンC(G3)馬, 東京ダート得意
  逃げたのはアマロ(小林徹)。マイターンがこれを早目に捉えて粘り込みを
図るが、好位から伸びたエムアイブランがあっさり抜け出して連覇。大外を
物凄い脚で追い込んだマチカネワラウカドが2着、勝ち馬の後をついて伸びた
ファストフレンドが3着、マイターンが4着。格下のロックリズム(小野)が
5着に健闘。タヤスケーポイントは、1角で外にふくれて、以後はリズムに
乗れず、ちぐはぐな競馬で6着。最後方追走から内を衝いて脚を余したジャスト
アンバーは9着。


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高松宮記念 (G1)

(芝1200, 4歳上混合) 05/23(日)中京メイン
競馬ブック見出し:「スピードに自在味をプラスして」キョウエイマーチ G1 2勝目に王手
日刊競馬見出し:桶狭間の風は柔らか 春の快速決定戦
輝き放ち 乱麻を断つ! 名家のスウォード
昨年の連対馬:シンコウフォレスト, ワシントンカラー
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
4.5シーキングザパール武豊55仏G1優勝など実績一番, 米国帰り
4.8アグネスワールド横山典57前哨戦2着, 芝1200連対率100%
5.5キョウエイマーチ松永幹55一昨年の桜花賞(G1)馬, 阪急杯(G3)勝ち
5.7シンボリスウォード岡部57前走でオープン特別勝ち
6.6トキオパーフェクト田中勝57重賞2勝, 楽逃げ切りか惨敗か極端
10.6ブロードアピール安藤勝55阪急杯(G3)2着, 京王杯SCから連闘
  前日に4歳未勝利芝1000で55秒台が出たというのは、57秒5の聞き間違い
だったようだが、それでもやはり開幕週だけあって、やや速めの時計の決着が
多かった。ただ、日曜朝方に馬場に水を撒いた影響で、超高速馬場ではなかった
もよう。
  外目の枠に入った逃げ馬3頭。イレ込んでゲート入りを嫌がったサウンド
ワールド(河内)はスタートも絶好とはいえず、すぐに諦めたが、キョウエイ
マーチとトキオパーフェクトは譲らず、2頭で競り合ってハイペース。3番手
サウンドワールドの後ろにつけた好位勢は、前年覇者シンコウフォレスト(四位)、
シーキングザパール、アグネスワールド、持時計1番のマサラッキ(藤田)ら。
トキオパーフェクトを振り切ったキョウエイマーチが粘り込みを図るが、内から
外から好位勢が急追。大外のマサラッキの伸びが最もよく、他に1馬身以上の
差をつけて、悲願の G1 初制覇。最内シンコウフォレストが2番手に上がったが、
最後にシーキングザパールが外から差して、馬連4360円の中波乱に治まった
(シンコウフォレストが残れば万馬券)。4着はキョウエイマーチで、5着は
アグネスワールド。ブロードアピールは後方から差す競馬で6着。シンボリ
スウォードはよいところなく9着、トキオパーフェクトは惨敗。


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イスパーン賞 (国際G1)

(芝1860, 5歳上国際牡牝) 05/23(日)仏ロンシャン
  天気予報が外れて道悪になったロンシャン競馬場。海外初遠征で休み明けでも
1番人気を背負ったエルコンドルパサー(蛯名)が直線で一旦は先頭に立ったが、
ゴール前で2番人気クロコルージュ(ジャルネ)の強襲に屈して惜しくも2着。
次走は6/16英アスコット競馬場のプリンスオブウェールズS(国際G2)の予定との
こと。

その他の主な結果
  中京はアジアウィーク。
  ・マカオJCT (4歳500万下)
      エイシンバーリンの全弟の2番人気エイシンウォーレン(幸)が、4角先頭
    押し切りを図る1番人気エイシンコンウェー(四位)を差し切り、エイシン
    親子丼の人気決着。
  ・タイランドC (5歳上900万下)
      2番人気グレイトエンペラー(川原)と3番人気タマモゴーアヘッド(小原)が、
    3着以下をちぎって叩き合い、グレイトの勝ち。出遅れた1番人気ジョー
    ビッグバン(佐藤哲)は5着。
  ・マラヤンRAT (5歳上1600万下)
      春天でセイウンスカイに絡んで物議を醸した2番人気サンデーセイラ
    (菅谷)が、2番手追走からG前ちょい差しでオープン入り。2着は好位から
    内を衝いて伸びた4番人気ポートフラッシュ(村本)。1番人気シャドウ
    ハンター(池添)は後方からちょっと伸びただけの6着。
  ・インディアT (5歳上900万下)
      逃げた人気薄のステップフォワード(村本)と2番手の1番人気アイリッシュ
    リネン(武豊)が直線で激しく競り合うところを、最内から2番人気タイキ
    スコーピオ(四位)が差し切る。アイリッシュリネンが熾烈な2位争いを鼻差で
    制し、人気サイドの決着 (ステップフォワードが2着なら4万馬券)。
  ・フィリピンT (5歳上1600万下)
      ハンデ戦だが、1番人気タガノサイレンス(松永幹)が好位抜け出しで楽勝。
    2着は4角殿りから大外強襲の伏兵エプソムシアター(菅谷)で、中波乱。
  ・ホンコンJCT (4歳オープン)
      1番人気エイシンサンルイス(太宰)と5番人気シルバーサーベル(四位)で、
    ハイペースでも「行った。行った。」になるかに思えたが、G前100mでこの
    2頭が失速。マイシーズン(武幸)とオースミリンド(飯田)の大外強襲2頭で
    決まって、中波乱。先行2頭は3着4着。


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かしわ記念 (G3)

(ダート1600, 4歳上混合) 05/26(水)船橋メイン
競馬ブック見出し:春の大一番を目前に 実力馬が力試し
オースミジェットVSタイキシャーロック
昨年の連対馬:アブクマポーロ, パーソナリティワン
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
2.0オースミジェット四位59今季だけで重賞3勝2着1回
3.4タイキシャーロック横山典59一昨年の南部杯(G1)など重賞3勝
6.5サプライズパワー石崎58地元の雄, 一昨年南関クラシック2冠
8.4スノーエンデバー佐藤哲56前走の群馬記念(G3)で重賞初勝利
9.0キクノウイン佐藤隆55一昨年の2着馬, 地元船橋所属
13.4メイショウモトナリ安田康58一昨年のSDダービー(G2)など重賞3勝
  復調急なサプライズパワーが、オースミジェットとタイキシャーロックの
2着争いを尻目に、早目先頭から押し切って、統一グレードレース初制覇。
2着はオースミジェットで、馬複670円、馬単1960円。4年連続して、中央勢と
南関東勢で1・2着を分け合うという結果に。4着は、中央900万下から大井に
移って成長したナショナルスパイ(早田)で、テンに行けず外を回ったスノー
エンデバーは5着。好発のサプライズパワーのハナを無理に叩いて逃げたキクノ
ウインは8着、メイショウモトナリは垂れたキクノウインを交わしただけの7着。


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金鯱賞 (G2)

(芝2000, 4歳上混合) 05/29(土)中京メイン
競馬ブック見出し:「平坦な直線で切れ味フルに!」今度こそミッドナイトベット
昨年の連対馬:サイレンススズカ, ミッドナイトベット
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
3.0サイレントハンター吉田58大阪杯(G2)など重賞3勝, 逃げ馬
3.9ミッドナイトベット河内58昨年の香港国際C(国際G2)など重賞3勝
4.3ステイゴールド熊沢57重賞未勝利だがG1で2着3回
5.8エリモエクセル的場57昨年のオークス(G1)馬, 取消後初戦
10.0スエヒロコマンダー藤田57小倉大賞典(G3)馬, 阪神大賞典(G2)3着
12.7ランフォザドリーム武豊55昨年のエリザベス女王杯(G1)2着
  逃げるしかないポートブライアンズ(和田)を行かせて、サイレントハンターは
それに並走、3角手前で先頭に。好位に付けていたミッドナイトベットも3角
過ぎに動き、4角回るときはサイレントハンターの直後に進出、直線向いて
先頭に立ち、外から伸びたえのスエヒロコマンダーの追撃を一杯に凌ぎきった。
じわじわ伸びたステイゴールドが3着に上がり、サイレントハンターが4着。
アンカツ効果で開花したテナシャスバイオ(安藤勝)が5着。一頓挫, 斤量,
ペースなど悪条件が重なったエリモエクセルも、左回りとペースが合わなかった
ランフォザドリームも惨敗。


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優駿牝馬(オークス) (G1)

(芝2400, 4歳牝) 05/30(日)東京メイン
競馬ブック見出し:「第60代森の女王コンテスト」トゥザヴィクトリー勝利へのシナリオ
日刊競馬見出し:着飾った娘たち さあ緑の森の舞踏会
15時37分30秒 勝利を告げるクロック
昨年の連対馬:エリモエクセル, エアデジャヴー
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
3.6トゥザヴィクトリー武豊55桜花賞(G1)3着, 武豊が選んだ馬
4.8スティンガー岡部55昨年の3歳女王, トライアル(G2)1着
6.6プリモディーネ藤田55桜花賞(G1)馬, 血統的に距離適性不安
7.1ゴッドインチーフ河内55桜花賞(G1)4着
7.1クロックワーク横山典55トライアル(G2)3着, スタミナ血統
10.6フサイチエアデール四位55桜花賞(G1)2着, トライアル(G2)2着
  4歳牝馬にとっては長距離で、殆んどの馬が距離経験を持たないオークスは、
スローで流れることが多く、その場合は折り合いのつくマイラーが台頭する。
しかし、キョウエイマーチが逃げた年のようにハイペースになることが稀に
あり、その場合はスタミナに溢れる長距離馬の天下となる。ただ、「長距離は
騎手の腕」と言われるように、武豊や岡部クラスが競走能力の高い馬に乗って
いる場合は、どんなペースになるにせよ、上位争いが期待できる。今年は、
武豊も岡部も有力馬に乗っており、当然のように、その2頭が1・2番人気
だった。
  エイシンルーデンス(野元)がスローの単騎逃げから粘り込みを図るが、好位
追走のトゥザヴィクトリーが坂の途中で先頭に立ち、末脚勝負の差し馬たちが
トゥザヴィクトリー目掛けて殺到。内を回って馬込みを捌くロスがあったプリモ
ディーネはトゥザヴィクトリーに首差届かなかったが、4角で外に持ち出した
7番人気ウメノファイバー(蛯名)は大外一気で図ったように差し切った。少し
引っ掛かったスティンガーは追い比べで敗れて4着。ベテラン岡部には激しい
追い比べはきつかったか。フサイチエアデールが5着。経験不足を露呈して
引っ掛かってしまったクロックワークは9着。一か八かで後方一気を狙った
ゴッドインチーフは、さほど伸びず惨敗。惨敗の原因は、距離か? 調子か?
成長力か? 一昨年の春天で非常識な天才田原がマヤノトップガンで成功した
作戦を、常識人河内がやってみてもダメということか?
  府中で重賞2勝という実績にもかかわらず、ウメノファイバーは人気の盲点に
なっており、1番人気トゥザヴィクトリーとの組合せでも、馬連2840円の高配当。

その他の主な結果
  ・カーネーションC
      重賞馬サヤカ(柴田善)を差し置いて、トウカイテイオーの妹でまだ1勝馬の
    トウカイティアラ(藤田)が1番人気。先に抜け出したトウカイティアラを
    外からサヤカが差し切って、順当な決着。


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本家オークス (国際G1)

(芝2420, 4歳国際牝) 06/04(金)英エプソム
  2番人気ラムルマ(ファーロン)が、好位抜け出しから圧勝。3番人気の
ヌーシュキー(ロビンソン)が2着で、1番人気ザフラートドバイ(デットーリ)は
3着。日本産フランス調教馬サンデーピクニック(ペリエ)は4着に終わった。


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エプソムC (G3)

(芝1800, 4歳上混合) 06/05(土)東京メイン
競馬ブック見出し:「ズラリ揃った中距離巧者」ツクバシンフォニー連覇の手応え
昨年の連対馬:ツクバシンフォニー, ビッグサンデー
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
2.4レガシーハンター河内57昨年の京阪杯(G3)3着, 叩き2戦目
2.9ツクバシンフォニー横山典57昨年覇者, 叩き2戦目
7.9トゥナンテ57小倉大賞典(G3)2着
10.8ロードアックス岡部57一昨年のラ杯3歳S(G3)馬
  今の東京競馬場の芝コースは、内よりも外の方が伸びる。レガシーハンターが
後方で揉まれ、ツクバシンフォニーが中団の内で伸びきれないときに、中団の
外からスパッと抜け出した伏兵アメリカンボス(江田照)が重賞初制覇。2着は
ブリンカーで苦手の左回りを克服したシグナスヒーロー(蛯名)で、馬連は3万を
超える大万馬券。外を追い込んだリワードニンファ(後藤)が3着に入って複穴。
4着にようやくツクバシンフォニー。レガシーハンター、トゥナンテ、ロード
アックスは惨敗。勝ったアメリカンボスは、エルコンドルパサーと同期のキング
マンボ産駒。


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日本ダービー (G1)

(芝2400, 4歳牡牝) 06/06(日)東京メイン
競馬ブック見出し:「栄光が待つ東京12ハロン」テイエムオペラオー高らかに青春歌曲
昨年の連対馬:スペシャルウィーク, ボールドエンペラー
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
3.9ナリタトップロード渡辺57弥生賞(G2)馬, 皐月賞(G1)は脚余し3着
3.9アドマイヤベガ武豊57皐月賞1番人気も体調不十分で6着
4.2テイエムオペラオー和田57皐月賞馬, 4連勝中
8.4オースミブライト蛯名57京成杯(G3)馬, 皐月賞2着
10.3ペインテドブラック加藤57青葉賞(G3)馬
13.7ブラックタキシード的場57プリンシパルS馬
  ワンダーファング(幸)がマイネルタンゴ(岡部)とヤマニンアクロ(勝浦)を
引き連れて速いペースで飛ばし、離れた4番手がブラックタキシード。テイエム
オペラオーは中団、ナリタトップロードとオースミブライトはそれをマークする
位置取り。アドマイヤベガは後方に下げた。皐月賞の時は、アドマイヤベガを
マークして追い出しのタイミングを盗んだテイエムオペラオーの和田だが、
今回はお手本の武豊が後ろにいる。3角過ぎに前の馬を避けた時にハミが掛り、
やや早仕掛気味のロングスパート。そうなればナリタトップロードらも動く。
先団はアッサリ捉まり、直線で抜け出したのはテイエムオペラオー、ナリタ
トップロード、そして最内枠から大外に持ち出したアドマイヤベガ。内よりも
外の方が伸びる馬場、この時点で勝負あった。前を行くテイエムオペラオーを
捉えて渡辺が「勝った。」と思った時に、外からアドマイヤベガが順当に差し切り、
武豊が史上初の日本ダービー2年連続優勝を飾った。2着ナリタトップロード、
3着テイエムオペラオー、やや離れた4着がオースミブライト、5着ブラック
タキシード、人気薄のロサード(高橋亮)が6着に健闘し、7着ペインテドブラック。

その他の主な結果
  ・テレビ愛知オープン
      昨年の覇者アンブラスモア(須貝)が1番人気を背負って逃げ切り。2着は
    差しのエリモソルジャー(佐藤哲)、3着は流れに乗ったエアガッツ(安藤勝)。
  ・本家ダービー(国際G1)
      オークスに続き、ダービーも2番人気オース(ファーロン)が優勝。1番人気
    ドバイミレニアム(デットーリ)は惨敗。
  ・ベルモントS(国際G1)
      3冠を目指す2冠馬カリスマティック(アントレー)は遂に1番人気。一昨年
    昨年と2冠馬を輩出したバファート師は、3冠阻止のために最強牝馬シルヴァー
    ビュレットデイ(ベイリー)を投入。その2頭がガリガリやりあって直線に入り、
    シルヴァーを競り落としたカリスマティックが抜け出しかけたが、道中で故障
    して伸びを欠き、後方から来た伏兵2頭に差されて3着に終わり、単勝30倍、
    2連単700倍の大波乱となった。勝ったのはキンブマンボ産駒のレモンドロップ
    キッド(サントス)で、日米で同じ日にキングマンボ産駒が波乱の主役となった。
    今回の故障でカリスマティックの命に危険はないが、引退は余儀ない見込み。
  ・駒草賞
      今年からオープンに昇格した残念ダービー。登録時にはマチカネキンノホシの
    名もあったが、出走してきたのは全馬900万下で、昨年までの900万特別と
    メンバー的には同じ。しかし、東京の500万特別をダービー級の好時計で勝った
    フロンタルアタック(高橋亮)、そのフロンタルアタックを京都で2着に下した
    オーディーウィン(四位)、そのオーディーウィンを阪神で2着に下したフサイチ
    ビーム(蛯名)、若草Sで青葉賞(G3)馬ペインテドブラックと僅差の勝負を繰り
    広げたコスモプラズマ(武豊)、休み明けだったフロンタルアタックを2着に
    下したタヤスキチジツ(後藤)といった、(タヤスキチジツを除き) 錚々たる
    メンバーが出走。ただ、1番人気フサイチビームは太目残りで3着、2番人気
    オーディーウィンと3番人気コスモプラズマはスローペースに泣いてそれぞれ
    4着6着。勝ったのは早目に動いた4番人気フロンタルアタック。2着は好位から
    伸びたゲイリートマホーク(郷原)。


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北海道スプリントC (G3)

(ダート1000, 4歳上混合) 06/10(木)旭川メイン
競馬ブック見出し:北の大地に夏を呼ぶ 電撃の1000m戦!
今年は旭川ナイトレース
昨年の連対馬:カガヤキローマン, サカモトデュラブ
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
2.3ビーマイナカヤマ鹿戸56近3走は重賞で2→4→2着
4.7コウエイロマン武豊52昨年の小倉3歳S(G3)馬, 初ダート
5.7ダイワキャンディ松永幹54ダート短距離で4勝
6.2リキアイワカタカ村本56中央オープンの逃げ馬
6.9メイショウヒダカ渋谷裕54地元の星, 前哨戦レコード勝ち
12.8サカモトデュラブ菅原勲55昨年2着, 公営水沢所属
  1番人気ビーマイナカヤマが、好位から抜け出して圧勝、重賞初制覇。3頭
雁行からリキアイワカタカとサカモトデュラブを競り落としたメイショウヒダカが
2着に踏ん張り、3着は中央から道営に移籍したヒットパーク(宮崎光)。地元の
老雄オースミダイナー(藤倉寛)が4着に健闘し、5着はリキアイワカタカ。
行けなかった2番人気コウエイロマンは惨敗。競り潰されたサカモトデュラブは
殿り負け。


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東京ハイジャンプ (G2)

(芝障3300, 4歳上混合) 06/12(土)東京準メイン
競馬ブック見出し:進撃止まらないマイネルタスク
昨年の連対馬:ケイティタイガー, メジロシンドウ
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
2.7マイネルタスク今井60入障初戦2着の後、3連勝中
3.7アサクサコンドル田中剛60入障初戦圧勝
4.4レガシーロック白浜59スピードは一番, 最後の長い直線が鍵
6.2トキオワイルド60京都ジャンプS(G3)馬
  レガシーロックが、アサクサコンドルから果敢にハナを奪い、そのまま逃げ
切って、人馬ともに重賞初制覇。3番手で先行したマイネルタスクが順当に
2着。5番人気マイディアマンテ(三浦)が3着で、4着トキオワイルド。勝馬に
ハナを叩かれたアサクサコンドルは、流れに乗れず、完走馬中最下位の惨敗。


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目黒記念 (G2)

(芝2500, 4歳上混合) 06/12(土)東京メイン
競馬ブック見出し:「驚くほど強くなって」セイウンエリア初重賞の絶好機
昨年の連対馬:ゴーイングスズカ, タイキエルドラド
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
1.4セイウンエリア岡部57重賞未勝利も前走レコード圧勝
8.4ローゼンカバリー菊沢徳58重賞3勝の最格上馬, ハンデ頭
11.1アイシャルテイオー大西542連勝中の昇り馬, 軽ハンデ魅力
11.4ホッカイルソー蛯名56長期休養明け3戦目, 重賞1勝
  軽量ロードブレーブ(後藤)が大逃げを打ち、セイウンエリアが離れた2番手。
直線入り口でロードブレーヴが貯金を使い果たすが、外ほど伸びる今の馬場で、
内に進路を取ってしまったセイウンエリアも伸びない。馬場の真ん中からフサイチ
シンイチ(藤田)が抜け出したが、その外からローゼンカバリーが直線一気を
決めて久しぶりの勝利。2着は、更に外を追い込んだアイシャルテイオー。
3着はフサイチシンイチ。4着は追い込み組のインターフラッグ(熊沢)。ロード
ブレーブは5着に頑張ったが、セイウンエリアは掲示板にも載らない体たらく。
2番人気と3番人気の組合せだが、1本人気が飛んだので、馬連4190円の好配当。


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中日スポーツ杯4歳S (G3)

(芝1200, 4歳混合) 06/12(土)中京メイン
競馬ブック見出し:「風を起こせ!若きスプリンター」連勝続けるクールネージュ
昨年の連対馬:トキオパーフェクト, キングナムラ
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
2.2クールネージュ543連勝中, 重賞初挑戦
4.6ジュエリーソード渡辺56NZT(G2)2着
7.0サイキョウサンデー河内55マーガレットS3着
10.4ゴールドティアラ高橋亮53NZT(G2)6着, 重賞常連
11.6タヤスメロディ和田55ジュニアC3着
13.6ツルマルイソノツル武幸554戦2勝2着2回, 重賞初挑戦
  内枠のタヤスメロディ、ジュエリーソード、スルーザシーズン(酒井学)に、
大外枠からクールネージュも加わって、激しい先行争い。直線で一旦はクール
ネージュが先頭に立つが、手応えが一変に怪しくなり、好位からサイキョウ
サンデーが抜け出す。大外から伏兵トロットスター(藤原)が鋭く迫り、ゴール
寸前で交わすかに見えたが、サイキョウが鼻差残っており、重賞初制覇。3着
エイシンレマーズ(石橋)、4着ゴールドティアラ。先行勢は揃って掲示板外。


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安田記念 (G1)

(芝1600, 4歳上国際) 06/13(日)東京メイン
競馬ブック見出し:「日本マイル史にまた怪物」グラスワンダー異次元の脚炸裂
昨年の連対馬:タイキシャトル, オリエンタルエクスプレス
今年の上位人気馬:
単odds鞍上斤量備考
1.3グラスワンダー的場58史上最強馬候補, 休み明けの前哨戦圧勝
6.0キングヘイロー柴田善58昨年の4歳3強の一角, 重賞連勝中
11.4シーキングザパール武豊56海外含めて G1 2勝2着2回
  逃げると思われたキョウエイマーチ(秋山)が出遅れ、アグネスワールド
(武幸)がハナ、キングヘイローが2番手追走。香港勢は、差し馬である僚馬
オリエンタルエクスプレス(サンマルタン)のためにペースメーカーを務めると
思われたホーリーグレイル(ユー)は、鐙が故障するアクシデントがあって
前に行けず、スタートが良すぎたオリエンタルエクスプレスの方が先行すると
いう誤算。ゴドルフィンの刺客ムータティール(サプル)は、先行馬の筈なのに
中団からの競馬。結局、アグネスワールドに競り掛ける馬がおらず、落ち着いた
流れになった。直線では、今回は早目の競馬をしたエガオヲミセテ(河内)が一旦
先頭に立つが、大本命グラスワンダーがこれを交わして抜け出した。しかし、
コズミのせいか、思ったほど伸びず、馬場の良い外から追い上げたエアジハード
(蛯名)に追いつかれて、叩き合い。今の馬場では外の方が断然有利で、粘りに
粘るグラスワンダーを外からエアジハードが捩じ伏せて、前哨戦京王杯SC(G2)の
雪辱を果たすとともに、G1初制覇。3着は後方一気に賭けたシーキングザパール、
4着も大外追い込みのツクバシンフォニー(横山典)。5着はムータティール、6着
エガオヲミセテ。アグネスワールドは8着だからまだ頑張った方だが、キング
ヘイロー、オリエンタルエクスプレス、ホーリーグレイルは惨敗。

その他の主な結果
  ・菖蒲S
      昨年は人気薄のウイングアローが勝って、4歳ダート重賞路線を席巻する
    足掛かりにしたレース。ハイペースで逃げたシルバーサーベル(菊沢徳)を
    目掛けて、中団からバクシンヒーロー(田中勝)、後方からオースミリンド
    (秋山)が差して来て、1着バクシンヒーロー、2着オースミリンドで中波乱。
    シルバーサーベルが3着に粘り、1番人気ノボトゥルー(岡部)は流れに乗れず
    仕舞いで惨敗。前日のセイウンエリアといい、岡部の歯車が少し狂ってる
    みたい。
  ・巴賞
      初ブリンカーで逃げるブレーブテンダー(松永幹)の3番手から、1番人気
    エアデジャヴー(四位)が抜け出したが、本格化ゴールドサンデー(郷原)が
    外から差し切り。
  ・東海S
      スローで逃げて粘り込みを図る1番人気マイターン(橋本美)、2番手から
    伸びるメイショウモトナリ(安田康)、早目に動いて差を詰めていったキョウト
    シチー(安藤勝)、軽ハンデを利してジワジワ伸びたキクノグリッター(松田)の
    激しい追い比べ。鞍上の腕でキョウトシチーが久々の勝利。首差2着マイ
    ターン、3着メイショウモトナリ、4着キクノグリッター。