(芝2000, 4歳上500万下) 10(土)中山準メイン
900万下から降級してきた実績馬とサンデーサイレンス産駒3頭ら4歳馬との 対決の構図。デビュー戦でローゼンカバリーに敗れた後除外が続くなど、春は 不運に泣いた1番人気サクラケイザンオー(中舘)が、うまく離し逃げした7番 人気アプロディール(田中剛)をきっちり差し切る。4番人気サニーズサイレンス (坂井)は3着、3番人気ヘキウン(蛯名正)は5着でなんとか掲示板に載ったが、 2番人気セリサイトダンディー(柴田善)は8着惨敗。馬連は3千円弱の中穴。
(芝2000, 4歳上1500万下) 10(土)中山メイン
昔は重賞で好走したことがあるが最近は自己条件でも掲示板がやっとの馬や、 最近漸く900万下を脱出した馬に交じって、オープン勝ちも重賞3・4着もある スプリングバーベナ(田中勝)は1頭だけ抜けた存在で、当然の断然人気。3番 人気ロングショット(蛯沢)がスローの単騎逃げを打ち、殿りを行くスプリング バーベナには不利な展開になったが、3角から仕掛けて大外から一捲り。2着は 内を衝いて伸びた6番人気ルーセントカップ(大塚)で、枠連2千円強。2番人気 ラディッシュパワー(蛯名正)は速い上がりに対応できず5着止まり。
(ダート1700, 4歳上1500万下) 11(日)函館メイン
ダートの条件戦を4戦連続楽勝中のタイキシャーロック(横山典)が断然人気。 多少調子落ちだったようだが、前走で軽く捻ったパリスナポレオンがオープン 特別を勝つなど、実力は軽くオープン級だけに今回も楽勝。実績はあるが久々で 馬体が緩んでいた5番人気パリスケイワン(藤田)が地力で2着して、馬連800円。 得意のダートに戻った2番人気の4歳馬ストーンステッパー(小林徹)は3着。
(ダート1800, 4歳上オープン) 11(日)中山メイン
オープン勝ちの後、重賞で連続2着と、ダートでの好走が続いていたスピード アイリス(蛯名正)が断然人気。しかし、今回は行きっぷりが悪く5着がやっと。 3番人気ユーフォリア(吉田)がスローで逃げたが決め手不足で、結局勝ったのは 好位から難なく抜け出した2番人気マルカイッキュウ(柴田善)。2着は早仕掛けで まんまと後続の追撃を振り切った6番人気ジンライ(中舘)で、馬連は3千円台の 中穴。
(芝2000, 4歳上オープン) 11(日)小倉メイン
G1馬1頭とG2馬4頭を含む7頭の重賞勝馬が出走というローカルG3らしくない 豪華メンバーのため人気が割れ、6番人気の昨年の勝ち馬スプリングバンブー (佐藤哲)までが単勝千円未満。1〜5番人気は順に、テイエムジャンボ(河内), ヒシナタリー(角田), ゴールデンジャック(福永), スギノブルボン(松永昌), スターマン(熊沢)。以上のうちスギノブルボン以外が重賞勝馬で、その他の重賞 勝馬は、7番人気エルウェーウィン(岸)と9番人気タニノクリエイト(村本)。 レースは直線で抜け出した4歳牝馬ヒシナタリーが軽量を生かして、激しい2着 争いを尻目に楽勝。スプリングバンブーを差し返し、スギノブルボンの追撃を 首差凌ぎきる勝負強さを見せたスターマンが2着。馬連は2千円台の中穴。 テイエムジャンボはレース中骨折して6着惨敗、全治3ヶ月。
(ダート1200, 4上オープン) 13(火)地方盛岡メイン
競馬ブック見出し: なし 断然人気のフジノマッケンオー(武)は伸びず、2番人気トキオクラフティー (横山典)の楽勝。2着も中央のヤングエブロス(橋本広)。3着は元中央現船橋の リバーセキトバ(石崎)が健闘。フジノマッケンオーが4着。元中央で現上山の ツインターボ(海方)はこれが引退レースで、同情票を集めて単勝4番人気だったが、 一度もハナに立てずブービー負け。なお、3着までは南部杯の出走権獲得。
(ダート2300, 4歳上オープン) 15(木)地方旭川メイン
競馬ブック見出し: JRAのV8阻むか道営最強コンビ 最近は好調とはいえないが、昨年の覇者ライブリマウント(石橋)がやはり1番 人気。しかし、台風の影響で雨中のレースとなって、重ダート得意の上がり馬 メイショウアムール(河内)が、ライブリマウントら強豪を抑えて重賞初制覇。 2着はアドマイヤボサツ(芹沢)、3着は逃げ粘ったホウエイコスモス(藤田)、 4着キソジゴールド(安田康)で中央勢が上位独占。5着に漸く道営最強馬ササノ コバン(国信)。調子が回復せず、騎乗ミスもあったライブリマウントは8着惨敗。
(芝1200, 3歳オープン) 17(土)中山準メイン
競馬ブック見出し: 決め手があるシンコウスプレンダ 今夏の新潟デビュー組No.1と評価されているシンコウスプレンダ(柴田善)が 断然人気。パドックでは馬っ気を出したりしていたが、レースでは性能の違いで 楽勝。2着には2番人気の地方馬カツヤマリュウホー(水沢, 菅原勲)が逃げ粘り、 馬連は390円。鼻差3着は5番人気パーソナリティワン(徳吉)。なお、カツヤマ リュウホーは新潟3歳S出走権を獲得。
(芝1200, 3歳オープン) 17(土)小倉準メイン
競馬ブック見出し: ジンテマリの末脚を信頼 ジンテマリの回避で1番人気となったユウキキングスター(宝来)が逃げ切り。 3番人気サンデーウェーブ(角田)が2着、2番人気マイネルマース(武)が3着と、 こちらも堅い結果。
(芝1800, 4歳上900万下) 18(日)小倉9R
九州産馬限定とあって、500万下の馬がほとんどで未勝利馬まで出てくる900万 下特別。内からうまく抜け出したカシノテンリュウ(須貝)が、逃げ粘る全兄の カシノリュウジン(柿元)を首差競り落として、馬連は万馬券。1番人気のホワイト シャンス(福永)は3着止まり。同一馬主同一厩舎同一厩務員の全兄弟による1・2 フィニッシュはかなり珍しく、もしかしたら初めてかも。
(芝1200, 3歳オープン) 18(日)函館準メイン
競馬ブック見出し: 初戦完勝のマチカネエデン 連闘のマチカネエデン(横山典)が断然人気に応えて楽勝。2着も2番人気の シーズプリンセス(四位)で、函館の3歳オープンも堅い結果。
(芝2000, 4歳上オープン) 18(日)函館メイン
競馬ブック見出し: 「五稜郭から復権への第一歩」春無冠のロイヤルタッチ函館で始動 1番人気のロイヤルタッチ(岡部)は2番人気のブライトサンディー(横山典)と 一緒に中団から上がっていったがすぐに失速、抜け出したブライトサンディーと プレストシンボリ(坂本)を大外からマイヨジョンヌ(坂井)が差し切ったのだが、 マイヨジョンヌはプレストシンボリの進路を妨害したため降着。繰り上がりで 2位入線のブライトサンディーが1着、走る気をなくしたプレストシンボリを最後に 交わしたザフォリア(藤田)が2着。
(芝1600, 4歳上オープン) 18(日)中山メイン
競馬ブック見出し: 一叩きしたG2馬サンデーウェル 素質が期待されているインディードスルー(木幡)、最近好調なピアレスクラウン (吉田)とオンワードノーブル(古川寛)、実績あるサンデーウェル(中舘)の4頭が 差のない上位人気。ほぼ人気通り、勝ったのはピアレスクラウン、2着オンワード ノーブル、3着インディードスルー。復調途上のサンデーウェルは5着。
(ダート1700, 4歳上1500万下) 18(日)小倉メイン
重賞アンタレスS4着の後900万下に降級し、圧勝して1500万下に戻ってきた エムアイブラン(小池)がハンデ頭でも断然人気。軽量を生かして逃げ粘る2番 人気シルクフェニックス(山本)をエムアイブランがぎりぎり差し切る。関東では なかなか使って貰えなかった見習い騎手の▲山本も、なかなか2勝目をあげられ なかったシルクフェニックスも、小倉でいい相棒に巡り合ったもので、このペアで 500万下と900万下を連勝して、1500万下でも2着。シルクの4歳馬初のオープン 入りも近いかも。
(ダート1200, 4歳上1500万下) 24(土)中山メイン
4歳春の重賞では惨敗を繰り返していたユーコーマイケル(水野)だが、夏は ダートの条件戦で3→1→2着と好走。このダート適性を買われて1番人気。 ずっとオープンだけ使われてきて、今回が初めての条件戦となるダンツダンサー (吉田)が実績的には格上で2番人気。ユーコーマイケルが楽にちぎり、2着が ダンツダンサーと、上位人気2頭で決まったが、人気がかなり割れていたため、 馬連1050円と、けっこう高配当。ユーコーマイケルの次走はユニコーンS(G3)の 予定。
(芝1200, 4歳上1500万下) 24(土)小倉メイン
500万下特別と900万下特別を連勝している上がり馬のサツキムスメ(小島)が 1番人気。重賞の阪急杯での2着があるエイティグロー(田島信)が差のない 2番人気。チュンシンバンブー(土肥)やニッシンソブリン(福永)も単勝オッズ 十倍未満の上位人気だったが、結局1・2番人気で決まって、馬連370円。
(芝1200, 4歳上オープン) 25(日)函館メイン
先日のマリーンSではコクトジュリアン(小林久)が1着でシェイクハンド (横山典)が2着だったのに、負けたシェイクハンドが1番人気で、勝った コクトジュリアンが3番人気。2番人気はオギティファニー(郷原)。格下の 4番人気マザーメリー(菊沢徳)が軽量を利して逃げ粘るところを、完全復活 なったコクトジュリアンが差し切って快勝。馬連は1840円。
(芝2000, 4歳上オープン) 25(日)中山メイン
重賞馬が1頭だけ、それも牝馬限定戦を勝っただけという手薄なメンバーで、 東西2頭ずつの上位4頭に人気が散っていた。関東の人気馬は、唯一の重賞馬 サクラキャンドル(蛯名正)と、上り馬のエスプレッソトニー(中舘)。関西馬は、 故障がなければ中長距離のG1を1つくらい取っていただろうと評されている アルゼンチンタンゴ(角田)と、格下だがこれも故障がなければ重賞の1つ2つは 取っていただろうと評判のトウカイタロー(田原)。中でも、手回し良く田原を 確保して、兼登録の小倉日経OPも来週の自己条件も蹴飛ばして初東上してきた トウカイタローの勝負気配が見え見えで、蓋を開けてみたらこれが1番人気。 レースでは、行くと思われたミラクルドラゴンズ(高山)が控えたため、トウカイ タローがスローの単騎逃げ。4角でアルゼンチンタンゴとエスプレッソトニーが 襲いかかったが、トウカイタローはそこから二の脚を繰り出して楽勝。大外を 急追してきたサクラキャンドルが、勝ちに出て敗れたアルゼンチンタンゴを首差 かわして2着。馬連は850円。
(芝1800, 4歳上オープン) 25(日)小倉メイン
トウカイタローら強敵の回避で、ゴールデンジャック(福永)が断然1番人気。 スローの小倉記念で後方儘で惨敗した教訓から、今回は早めに仕掛けたゴールデン ジャックが楽勝。2着は5番人気の8歳馬カシノエタニティ(村本)で、馬連は 910円。 その他の主な結果 ・シルクマスタングが日曜函館で新馬勝ちし、シルク3歳馬の初勝利。 ・漸く絞れたアグネスハンサムが日曜中山の500万下平場を楽勝。
(芝1200, 3歳オープン) 31(土)小倉9R
九州産限定の3歳オープンとあって、1勝馬が1頭だけで後はみんな未勝利。 この低レベルのレースを未勝利放牧明けで制したカシノリュウセイ(渡辺)は、 先日、やはり九州産限定の霧島賞で全兄弟1・2フィニッシュを決めたカシノ リュウジン・カシノテンリュー兄弟の全弟。やはり馬主も厩舎も同じだけど、 厩務員はたぶん違う。
(芝1200, 4歳上オープン) 31(土)中山メイン
重賞勝馬のトウショウフェノマ(的場)とマリーゴッド(吉田)は3歳重賞を 勝ったというだけで最近は不調、時計上位のメイショウサムライ(大塚)は ハナを切って気持良く行けないとサッパリということで、上位人気は、格下 や昇級初戦でも、今夏好調な牝馬3頭、イサミサクラ(中舘)、モリチヅル (田中勝)、コペルティーナ(江田) (正確には、メイショウサムライが3番 人気でコペルティーナが4番人気)。地方水沢から参戦のサカモトデュラブ (柴田善)の方がメイショウサムライよりテンに速いので、メイショウサムライ 脱落。先行したコペルティーナとイサミサクラが4角でサカモトデュラブを まくって抜け出したところに、中団からモリチヅルも伸びてきて、直線では 人気牝馬3頭の叩き合い。1着コペルティーナ、2着モリチヅル。馬連1440円。
(芝2000, 4歳上1500万下) 31(土)小倉メイン
トウカイタローやシンフォニーら有力馬が回避して、マルシゲギャロップ (芹沢)がハンデ頭でも断然人気。カシノテンリュウ(渡辺)との先陣争いを 制したファッションショー(村本)が、マルシゲギャロップの追撃を首差だけ 凌ぎきって逃げ切り勝ち。馬連980円。3着の2番人気サワノフラッシュ(武) は、主戦福永の騎乗停止中でも、神戸新聞杯で菊花賞出走権を取りに行く 予定とか。
(芝1800, 3歳オープン) 1(日)函館準メイン
札幌3歳Sでは上位人気に応えられなかったタヤスリアリティー(藤田)が、 距離延びて真価発揮で楽勝。2着はクローバー賞に続いてシーズプリンセス (四位)。断然1番人気のスルーオグリーン(岡部)や、地方組はサッパリ。
(芝1800, 4歳上1500万下) 1(日)中山準メイン
前走でスプリングバーベナの2着にきたルーセントカップ(大塚)が1番人気、 そのレースで2番人気だったラディッシュパワー(武)が今回も2番人気だが、 ハンデ戦とあって人気はかなり散っていた。道中2番手に付けていた5番人気 ヤマノプログレス(蛯名正)が4角でカルパート(徳吉)をまくって抜け出し、 差してきたルーセントカップを差し返して1着。2着ルーセントカップ、3着 ラディッシュパワー。ルーセントカップは相手が牝馬だと競り合いに力が入らぬ もよう。馬連910円。3番人気ラヴィッスマン(田中勝)は最下位。
(芝1800, 4歳上オープン) 1(日)函館メイン
フェアダンス(藤田)が断然人気に応えて快勝。勝馬の直後に付けて、一緒に 上がっていったポジー(北沢)がそのまま2着。ユウセンショウ(小谷内)の4着は、 休み明けでトップハンデで苦手の小回りということを考えればこんなものか。 馬連640円。
(芝1200, 3歳オープン) 1(日)中山メイン
東のシンコウスプレンダ(柴田善)と西のシーキングザパール(武)の、大物 マル外2頭の対決ムード。しかし、シーキングザパールはスタート直後に暴れて 落馬寸前までいき、1秒の不利。立て直して猛然と追い上げたが、3着がやっと。 前走のダリア賞で2番手に控えて3着に敗れたパーソナリティワン(徳吉)が、 今回はハナを切り、シンコウスプレンダはダリア賞同様好位追走。ダリア賞では 直線でパーソナリティワンらを一瞬で抜き去ったシンコウスプレンダだが、良 とはいえ稍重に近い渋った馬場のせいか、中1週では疲れが残っていたのか、 今回はパーソナリティワンを捉えることができず、2着止まり。徳吉騎手は重賞 初勝利。単勝4910円、馬連2490円。
(芝1200, 3歳オープン) 1(日)小倉メイン
小倉デビュー組ナンバー1のシーキングザパールは荒れ馬場を嫌って東上。 ナンバー2のトーヨーリアルは屈腱炎で回避。押し出された1番人気馬は エイシンアーバン(内田)だが、信頼度は今一つで、どの馬が勝ってもおかしく ない荒れ模様のレース。北島三郎の持ち馬キタサンフドー(芹沢)がゲート入りを 嫌がってスタートが少し遅れたが、そのキタサンフドーが道中徐々に進出して 4角では先頭。エイシンアーバンも伸びてきて競り合いになったが、その外を 人気薄のゴッドスピード(石橋)が一気に差し切り。2着は粘ったキタサンフドー。 単勝4950円、馬連12850円。