(ダート1700, 4歳上オープン) 7(土)函館メイン
斤量差が比較的少ない別定 (でも、ホクトベガがもし出てきたら、59Kg で、 ライブリマウントを抜いて背負い頭になる) の重賞とあって、ホクトベガ以外の ダート一線級が勢揃い。ダートの条件戦を5連続楽勝でオープン入りしたタイキ シャーロック(横山典)が、ダート騎乗が抜群にうまい鞍上が他のお手馬を蹴って 選んだということもあって、重賞初挑戦でも1番人気。遅かった初勝利からは 11戦9勝で、雨中のブリーダーズGCを勝ったばかりのメイショウアムール (河内)が2番人気。実績は抜群だが調子回復に手間取っているライブリマウント (石橋)や、横山典に振られたキョウトシチー(菊沢徳)らは比較的人気薄だった。 ブリーダーズGC同様ホウエイコスモス(藤田)がハナを切ったが、3角で早くも タイキシャーロックとキョウトシチーがまくって、直線では2頭の競り合い。 競り負けたタイキシャーロックに、ヤエノジョオー(岡部)とメイショウアムールが 襲い掛かって、2着ヤエノジョオー、3着メイショウアムール。キョウトシチーと ヤエノジョオーの馬連は意外に高く、約8千円。
(ダート1800, 4歳上1500万下) 7(土)中山メイン
フェブラリーS(G2)でホクトベガの3着にきたスギノガイセンモン(田中勝)が 実績的には格上で、何度か重賞に出たことがあるサンエムキング(中舘)が次位。 しかしこの2頭が休み明けということで、1番人気は一応スギノガイセンモン だったが、夏場好調のオーミグランジャー(的場)が差のない2番人気だった。 単騎逃げに持ち込んだサンエムキングをスギノガイセンモンが追撃して、直線は 地力上位2頭の叩き合いで、しぶとく差し返したサンエムキングが先着。
(ダート1400, 4歳上オープン) 7(土)阪神メイン
3場の土曜メインが全部ダートだったのは、シーサイドS除外馬の受け入れ先を 用意するためか。テンにバカっ速いスリーコース(橋本美)が1番人気で、上がり 馬のワイルドブラスター(田島裕)が2番人気だったが、どの馬が勝ってもおかしく ないハンデ戦。勝ったのは好位から抜け出したグリーンサンダー(幸)で、2着は フジノカズサオー(塩村)。馬連は5千円台。
(芝1600, 4歳上1500万下) 8(日)阪神準メイン
エイティグロー(田島信), トップサンキスト(内田), ニュースターシチー(藤田), キョウワザクラ(飯田)といった好調馬が多く集まったハンデ戦。勝ったのは逃げ 切った7番人気キョウワザクラ、2着は1番人気マサラッキ(河内)。
(芝1200, 4歳上オープン) 8(日)中山メイン
古馬の有力どころが関屋記念で4歳馬エイシンガイモンに完敗しているため、 サクラスピードオー(横山典)とヤシマキャプテン(岡部)の4歳2頭に人気が集中。 古馬の中では、関屋記念はオープン昇級直後だったし、新潟への長距離輸送で イレ込んで力を出しきれなかったと、比較的敗因がはっきりしているクラウン シチー(柴田善)が3番人気で、人気最上位。最内枠で逃げると思われた1番人気 サクラスピードオーが控えて、逃げたのは最外枠のトウホーケリー(土谷)。結局 人気4歳2頭は見せ場もなく、後方から徐々に進出したクラウンシチーが勝ち、 好位から伸びたビコーアルファー(大塚)が2着。逃げ粘ったトウホーケリーが 3着。馬連2千円台の中穴。前日に続き、横山典騎乗の1番人気馬が沈んで、 横山典の元お手馬が勝つという結果に…。
(芝1200, 4歳上オープン) 8(日)阪神メイン
マーベラスサンデー(武)が断然の1番人気で、スターマン(藤田)が断然の2番 人気。3番人気のマジックキス(角田)が、僚馬のポットリチャード(渡辺)を前に やって2頭で大逃げ、4角では3番手以下に10馬身ほどの差を付けていたが、 3番手マーベラスサンデーと4番手スターマンが直線であっさりかわして、人気 通りの結末。馬連は290円。3着は後方から飛んできたカミノマジック(菊沢仁)。 なお、スターマンはレース中に屈腱を切ったので、引退が確定的。 その他の主な結果 ・ユニオンドーター (ゆーたろのPO馬)、連闘で新馬勝ち ・サクラケイザンオー、またしても期待を裏切る ・エリモシック、マイネルエンペラーも惨敗
(芝3150, 障害4歳上オープン) 14(土)阪神9R
入障後圧倒的強さで3連勝中のパワークリント(大江原)が、重賞初挑戦でも 断然人気。逃げたパワークリントにシャンパンファイト(熊沢)が競り掛け、 ハンデ頭のポレール(星野)が最後にシャンパンファイトを首差捩じ伏せる。 レース中に屈腱を切ってしまったパワークリントは3着。
(芝ダート, 34歳上万下オープン) 14(土)中山メイン
中山は雨が降り続き、芝もダートも不良馬場。♪雨は降る。岡部は来ない。 という歌があるように岡部が飛ぶことが多い天候条件だが、このレースでは 岡部は人気薄のサキノサラストに乗っており、カモにはならなかった。地力は ハンデ頭のルーセントカップ(大塚)が1番だが、何せ不良馬場なので、馬場の なるべく良いところを選んで走れる逃げ馬のドリブルラッシュ(木幡)、ロング ショット(蛯沢)、ダイワオーシャン(橋本広)にも人気が集まっていた。結局、 ルーセントカップは道中のめりっぱなしでさっぱり。逃げ馬3頭の行った行った で、ダイワオーシャン圧勝、2着ロングショット。馬連1290円。
(芝2200, 4歳上1500万下) 14(土)阪神メイン
地力はオープン級のマルシゲギャロップ(芹沢)が、やっと準オープン卒業。 2着は4番人気ナイスガルボ(熊沢)。地力上位+鞍上の魅力で2番人気だった ラディッシュパワー(武)も、昇り馬のシンコウバイ(幸)とトウショウライデン (角田)も、掲示板に載らず。馬連は千円弱。
(芝1600, 3歳オープン) 15(日)阪神9R
低レベルのメンバーだった小倉3歳Sの負け組の再戦。小倉3歳Sで一応 掲示板に載ったテイエムキングオー(田島裕)が楽勝。
(芝2000, 4歳上オープン) 15(日)函館メイン
函館は夜に雨が降って、午前中は芝が稍重。午後は良に回復したが、稍重に 近い良。実績断然のポジー(加藤)が1番人気で、昇り馬のサンデーフラッシュ (藤田)が差のない2番人気。ポジーは馬場に脚を殺されて伸びず、4角先頭の 3番人気グロリーシャルマン(四位)に、サンデーフラッシュとマイネルバロン (蓑田)が襲い掛かって1・2着。馬連は2700円。
(芝2200, 4歳上オープン) 15(日)中山メイン
雨は夜の内に止んだが、午前中は馬場はやはり不良。午後に重まで回復した が、これも不良に近い重。マヤノトップガン(田原)とサクラローレル(横山典)の G1馬2頭が圧倒的人気。♪雨雨降れ降れ。典ちゃんがサクラでお迎え、嬉しいな。 という歌があるように、道悪を苦手とした小島太から横山典に主戦が替わった サクラローレルは道悪も大丈夫で、なぜか一夜明けたら馬場が突然良くなった 内埒沿い (重点的に補修したものと思われる) を衝いて楽勝。先行脚質のマヤノ トップガンも道悪をこなすと思われたが、4角先頭の勝ちパターンに持ち込み ながら直線で失速して、逃げていたマキバサイレント(石崎)とファッションショー (岡部)にも差し返される体たらく。2着ファッションショーで馬連2470円。
(芝ダート, 34歳上万下オープン) 15(日)阪神メイン
菊前哨戦第1段は、ビッグバイアモン(蛯名正)が断然人気。春の実績馬の ミナモトマリノス(田中勝)、メイショウジェニエ(河内)、ナムライナズマ (熊沢)と、昇り馬のアドマイヤビゴール(芹沢)、マルカシーズ(岸)が、それに 続く上位人気。例によってビッグバイアモンがハナを切り、楽逃げ切りかと 思われたが、レース中に屈腱を切ってしまって直線で失速。シロキタクロス (角田)が大外一気に差し切り、重賞初制覇。2着アドマイヤビゴールと3着 マルカシーズまで菊優先出走権獲得。馬連は万馬券。
(芝1600, 3歳オープン) 21(土)中山8R
格上で断然人気のセイリューオー(横山賀)が意外にもたついたが、なんとか 差し切る。2着は逃げ粘ったベンザイテン(蛯沢)で、枠連450円。
(芝1200, 3歳オープン) 21(土)函館メイン
1番人気のマチカネエデン(横山典)が2番人気の僚馬スーパードレス(武)を 引き連れて逃げたが、3番人気マイネルマックス(佐藤哲)が直線で追い上げて、 マチカネエデンを競り落とす。スーパードレス3着。シルクマスタング(久保田) が4着に健闘。枠連は450円。
(芝1200, 4歳上オープン) 21(土)中山メイン
断然人気のトーヨーロータス(岡部)が楽勝。納涼Sで1着争いした好調牝馬 3頭が今回は2着争いし、今回はモリチヅル(田中勝)、イサミサクラ(中舘)、 コペルティーナ(江田)の順。トーヨーロータスとモリチヅルの馬連は780円。
(ダート1200, 4歳上1500万下) 21(土)阪神メイン
自己条件のダート短距離という適鞍を得たストーンステッパー(熊沢)が楽勝。 去勢手術明けのホーマンランドオー(幸)が2着に飛び込み、馬連7250円。
(芝1800, 3歳オープン) 22(日)函館準メイン
ヤマニンザナドゥ(千田)が一応1番人気だが、6頭が単勝オッズ1桁の大混戦。 3番人気メイクアスメリー(菊沢徳)が鼻を切ったが、直線で5番人気スプリング ダイアナ(小林徹)と2番人気メジロブライト(横山賀)が後方から飛んできて、 1・2着。前後がまるで入れ替わる形になり、メイクアスメリーは最下位。枠連 1530円。
(芝2000, 4歳オープン) 22(日)阪神メイン
逃げたマルカジャンプ(芹沢)が危うく残るかと思われたが、ヒシナタリー(角田) が楽に抜け出して、断然人気に応えて快勝。桜花賞馬ファイトガリバー(田原)や リトルオードリー(塩村)ら他の人気馬は太目で凡走。2着シーズグレイス(福永)、 3着マークリマニッシュ(岸)までが秋華賞優先出走権獲得。馬連は1970円。
(芝2200, 4歳オープン) 23(月)中山メイン
日曜の嵐の結果、不良に近い重馬場で、道悪適性が懸念されたが、皐月賞馬 イシノサンデー(四位)がやはり1番人気。2・3番人気もローゼンカバリー (柴田善)とサクラケイザンオー(横山典)で、サンデーサイレンス産駒が上位人気 独占。ホッカイゲラン(橋本広)が引っ張る超スローペースを2番手で折り合った ローゼンカバリーが4角先頭から楽勝。道中のめって最後方追走から、馬場が 比較的良い最内を衝いて直線で牛蒡抜きしたサクラケイザンオーが、最後は 僚馬マウンテンストーン(高橋明)を鼻差捉えて2着。少し馬体が緩かった上に 大外を回ったイシノサンデーは4着惨敗。馬連は940円。3着馬まで菊花賞優先 出走権獲得。 その他の主な結果 ・シルクフローレンス、未勝利脱出 ・シルクスプレンダー3勝目 ・第2障害で騎手の▲田口を落したメジロクタニが空馬で2番手追走から差し切り
(芝1200, 3歳オープン) 28(土)阪神9R
1番人気エイシンアーバン(武)が勝ったらしいが、詳細不明。
(芝1600, 4歳上1500万下) 28(土)中山準メイン
準オープンでも上位の実力馬が集まったレース。昇級戦になるが、素質から 断然1番人気になったタイキマーシャル(岡部)が好位から抜け出し、岡部から 乗り替った4番人気グルメフロンティア(加藤)の追撃を振り切る。3着は5番 人気ルーセントカップ(大塚)。2番人気トウショウフェノマ(的場)は逃げバテ、 3番人気ラヴィッスマン(田中勝)は後方儘の殿り負け。馬連は590円。
(ダート1800, 4歳オープン) 28(土)中山メイン
米2冠馬サンダーガルチの半弟バトルライン(横山典)が、直線で一緒に上がって 行った2番人気ウッドビーキング(田中勝)を競り落として後続をちぎり、断然 人気に応えたかに見えたが、4角の斜行を咎められて降着。ゴール前でへばった ウッドビーキングをかわした3番人気シンコウウインディ(岡部)と4番人気シルク フェニックス(的場)が1・2着。東京ダービー馬セントリック(宮浦)は5着で、 1500万下や900万下の馬の一部には負けたが、500万下には負けなかった。今年の 南関東公営のレベルはこの程度ということか。バトルラインが人気を被っていた ので、馬連は2860円。横山典は、3週間の騎乗停止なので、ホクトベガの南部杯も ノースサンデーの秋華賞もアウト。
(芝2000, 4歳上1500万下) 28(土)阪神メイン
夏の休養で成長したメイデンホーク(田原)が、昇級戦でも1番人気。5番人気 ゼニスブルー(岸)がスローの逃げを打ったが、メイデンホークが先行抜け出しで 人気に応えてオープン入り。2着は逃げ粘ったゼニスブルー。後方からの競馬に なった2番人気ケイエスミラー(村本)は2〜3頭抜いただけの惨敗。中団から 差してきた3番人気シンコウバイ(幸)は3着止まり。馬連は1190円。
(芝1800, 4歳オープン) 29(日)中山メイン
春の実績が上位のマックスロゼ(柴田善)とソロシンガー(横山善)を抑えて、本馬場 入場の頃まで1番人気は単騎逃げが期待されたガールスカウト(岡部)。締切時には 結局、ソロシンガー、マックスロゼ、ガールスカウトの順に。ガールスカウトが 期待通りハナを切ってスローに持ち込んだが、かかってしまったマックスロゼに 終始つつかれる苦しい展開。ガールスカウトは結局マックスロゼに競り落とされて 脱落。直線では、マックスロゼと夏の上がり馬レインボークイーン(本田)、好調の フジノヤマザクラ(吉田)の叩き合い。レインボークイーン1着、フジノヤマザクラ 2着。馬連は2960円。
(芝1400, 4歳上オープン) 29(日)阪神メイン
1番人気は夏順調で距離最適のビコーアルファー(芹沢)。レザームーン(高橋亮)と ポットリチャード(角田)が競り合ってやや速いペースになり、大外一気に差し切った フジノマッケンオー(武)が楽勝。フジノマッケンオーの後に付いて上がってきた エイティグロー(田島信)が2着。先行馬総崩れの中、スギノハヤカゼ(田島裕)だけ 3着に踏み止まる。馬連は2400円。