・ 5:00 [羽田] 北海道へ向け出発
今年も団体ツアーの飛行機+宿泊+レンタカーパックを利用した我々であったが, 羽田出発便の時間が前回と大幅に異なり,何と早朝5:50になってしまった. 公共の交通手段ではたどり着けないことを知り, ゆーたろの父親に羽田まで送ってもらうことにする. ゆーたろ家を4:00に出発し(スキーでもこんなに早く起きないぞ), うっちーとうっちー家に前泊したおおたんを拾って羽田へ向かう.
道はいたって順調で5:00前に羽田に到着したのだが,5:00にならないと空港に入れないらしい. 今までこんなに早く来たこと無かったので知らなかった. 5:00になって中に入り団体ツアーの受付を済ませ,5:40に搭乗, 6:00に飛行機が飛び立つ.さあこれから牧場めぐりが始まるのだ. おおたんは機内で種牡馬辞典を熟読していた.
千歳空港には7:00過ぎに到着.早速レンタカーの受付場所まで移動するが, どのレンタカーのデスクにも人がいない. 我々が利用するニッポンレンタカーのデスクには「営業時間8:00〜」と書いてあった. これでは早く着いても何にもならんじゃないか. しょうがないので朝飯を食べようかと考えたが近くの店も開いていない. うーむ,どうしようかと迷っていると7:40くらいにニッポンレンタカーの人が来て 受付を始める.ああ良かった.そして受付が済み10分程送迎バスに揺られ 空港近くのレンタカー営業所へ到着する.
ちなみにトヨタレンタカーの営業時間は8:30〜であった.
・ 8:30 [千歳] レンタカー出発
レンタカーを借りていざ出発.予定の8:30よりちょっと早く千歳を発つことができた. 車のナンバーは3776.富士山の標高だ(と気付いたのはちょっと後なのだが).
早め早めの行動が我々のモットーであったので(前回はこれで成功した), 何はともあれ門別に向かうことにする.途中コンビニで朝飯を調達する. ゆーたろはカツ弁当を手に取るが,「朝からそんなの食うんですか」 の声に思いとどまり,おにぎりとチョコパンに変更する. おおたんがチョコパンをうらめしそうに見ていた.
・10:00 [門別] 日高軽種馬農協
ナグルスキー
ミホノブルボン
ダイタクヘリオス予定していた時間より早く門別に到着.10:00から見学可能な日高軽種馬農協へ行く前に, 宿泊地である日高ケンタッキーファームと次の見学地であるブリーダーズスタリオンの 場所を把握しておくことにする.この3個所は非常に近いところに位置しており, 車なら5分もかからない.
場所を把握した後,日高軽種馬農協へ10分前に着き記帳を済ませて時間が来るのを待つ. そして時間になっても特に何もなく,勝手に見に行けということのようだ. しかし我々以外にまるで人がいない.木曜だからなのか,天気がちょっと悪いからなのか.
ともあれ,ツアー最初の見学が始まる.イナリワン,ナグルスキー, ポリッシュパトリオットを経てミホノブルボンへ. ミホノブルボンは放牧地の向こう側にいたので良く見えなかったのだが, おおたん持参の双眼鏡を装着すると,これがかなり近くにいるように見えるのだ. うーむ,これは牧場見学には絶対必要だ.来年の見学の前には買っておかなくては.
ダイタクヘリオスはどうしたのだろうか.どうやら逆側にも放牧地があるらしいので, そっちに行ってみる.2頭の馬がいて手前側にちょっと汚い馬がいたのだが, これがダイタクヘリオスらしい.何はともあれ順調に無事最初の見学を終える.
・10:30 [門別] ブリーダーズスタリオン
アスワン
オフサイドトラップ
マチカネタンホイザ
アフリート次のブリーダーズスタリオンは10:30-11:15と時間がやや短い. 効率的に見なければならないとは思うが,どれも見たい馬なので悩ましい. 10:30ちょっと遅れで到着,記帳しお兄さんの注意事項を受けて見学へ向かう. 柵から2mくらいの芝生ゾーンには入ってはいけないと注意されているので, その外から眺めることになる.
まずアスワン大先生が目に入る.こんな近くにアスワンがいて良いのだろうかと思いつつも, 次の馬へ足を運んでいく.つぎのアラジをパスして(おおたんはアラジも見ていた) アフリートへ.今回のツアーの中でも見たい馬の一頭であった. うーむ,なかなか素晴らしいではないか.凛々しく佇んでいる. と,その隣にはオフサイドトラップが.おお,これはカッチョいい. 現役を引退して間もないせいもあるが,惚れてしまいそうな体つき. そして休むまもなくニホンピロウイナーへ.何と豪華なラインナップなのだ. その他ソウルオブザマター,スリルショー,トロットサンダー,マチカネタンホイザ, フォティテン,スターオブコジーンなどを近くで見ることができた.
私が気に入ったのはスリルショーで,こいつはなかなかおちゃめであった. 人がいると近寄ってくるあたり,結構人に慣れているようだ. しかししかし時間が足りな過ぎる.あっという間に見学時間が過ぎてしまった. しかたないので帰ることにするが, 帰り道何故かアフリートがおしりを柵にこすりつけている. 何故だかわからんがずっとやっている.うーむ,アフリートってお笑い系だったのか. ますます気に入ってしまった.
・12:00 [門別] 日西牧場
無事午前中の見学を済ませた我々は,各種情報収集のため静内へ向かう. その途中日西牧場の看板が目に入る.時間にも余裕あることだし, 試しに寄ってみようということになる.例のダート道を進んで牧場の前に到達するが, 門が閉まっておりそこには見学中止の文字が.マナーの悪いファンがいたのか, もうビワハヤヒデは見学できないことになってしまったらしい. 去年から何度も日西牧場へ通ったのだが,結局遠くから眺めることしかできなかった.
・12:30 [静内] 昼食,情報収集
昼飯は例のすし屋で食べようということになったのだが,行ってみると店が開いていない. どうやら木曜日は定休日のようだ.しかたないので,おおたんが前回行った 旭川ラーメンの店で昼食を済ませる.その後は情報収集の時間としていたので, まずは静内のふるさと案内所へ向かう.ここには牧場見学に関するいろいろな情報があるのだが, 紙に牧場名を記入して事務所の人に渡すと, 牧場の見学時間や見学できる馬などの情報をプリントアウトしてくれる. 早速我々が見学を予定している牧場と,その他行ってみたい牧場の情報を得る.
今日の予定はアロースタッドだけであったが,まだ見学時間には余裕がある. プリントアウトした情報をもとにして,アロースタッドの前に行くことができる牧場を選定する. 次の牧場はへいはた牧場だ.
・14:30 [静内] へいはた牧場
へいはた牧場といえばレガシーワールドである.牧場に近づくと道路から レガシーワールドが見える.その側に人が10人くらい集まっているようだ. やはり人気馬なのか.さて,われわれも見学しようと記帳しに家の玄関に行くが, そこにはニンジンを切って配っている牧場の人がいた. 見学者にタダでくれるとは何と太っ腹なのだ.話によるとお盆のシーズンだと 100人以上もの人が訪れるらしい.今はさすがにシーズンオフだから見学者は少ないとの事.
ニンジンをもらった我々はレガシーのもとへ.すると寄ってくる,寄ってくる. レガシーワールドはかなり人懐っこくて,人のいる方にすぐに寄ってくる. 我々は順番にニンジンをあげることにした.レガシーワールドは喜んで食べてくれたようだ. JC馬にニンジンをあげているなんてすごいことだよなあと思いつつ, その時間をたっぷり過ごすことができた.
レガシーワールド
・15:00 [静内] アロースタッド
レガシーワールドとまったりした後は今日最後の牧場であるアロースタッドへ. 去年はタマモクロス目当てで行ったが(ゆーたろだけか),今年は タイキシャトルがいるのだ.例によって二十間道路沿いの案内所で説明を受けてから見学に行く. アロースタッドは首出しタイプなのだが,ラムタラとタイキシャトルの 2頭だけは放牧されている.ラムタラは結構おとなしく草を食べていたが, やはり貫禄があり,それと同時に非常にきれいな馬だった. 一方タイキシャトルの方はというと,飛び跳ねるは暴れるはで元気いっぱいの様子. 今にも柵を飛び越えてくるんじゃないかと思うくらいの勢いであった.
ラムタラ
タイキシャトル
メジロライアン
タマモクロスあとは,メジロライアン,メジロパーマー,アンバーシャダイ,エアダブリン, お疲れのホリスキーなどお馴染のメンツ.そして去年と同じ構図で ゆーたろ&タマモクロスのツーショット.
しばらくすると,ラムタラとタイキシャトルが牧場の人に連れられて 放牧地から馬房へ移っていった.当然のことながら我々見学者の中を進んでいく訳であり, まさに目の前2〜3mのところをこの馬たちが歩いているのだ. ううむ,素晴らしい.あれほど元気だったタイキシャトルも連れられていくときはおとなしかった.
・17:00 [門別] 日高ケンタッキーファーム
アローを後にした我々は宿泊地であるケンタッキーファームへ向かった. まずフロントでチェックインを済ませ,そのまま車でコテージの前まで行く. 中に入るとこれはびっくり.かなり良い.薪で炊く本格的なストーブがあり, 大きなベッドが二つ.上の階には二段ベッドとくつろげる場所が. 去年の富川のビジネスホテルとはえらい差がある. 普通に泊ると一泊一部屋24000円らしい.
コテージ室内まずは風呂ということで,途中にあった温泉に寄ることにした. 門別に10/1にオープンした「とねっこ湯」である. 新しくてきれいで値段も500円とお手頃なので, 門別に寄った際はとねっこ湯を利用することを勧めたい. ここで1時間ほど時間をつぶして,日高ケンタッキーファームへ戻り夕食とする. ケンタッキーファーム内の夕食は,ちょっと高めのコース専門のレストランと ジンギスカンの2個所である.当然のことながら我々はジンギスカンの方へ.
食事を終え部屋へ戻った後は,デジカメ写真の整理をしながら明日からの予定を確認する. 明日は天気が悪いようだ.早田牧場は大丈夫だが, 他のところの見学が中止になったらどうしようかと考えながら夜は更けていった.